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不平不満を思わず、常に感謝して生きる!不平不満が多い人でも感謝を習慣化できる考え方

2020年09月14日 更新2020年09月14日 公開

あなたは不平不満が多い人ですか?常に感謝して生きていますか?不平不満が多い人でも感謝を習慣化できる考え方をお伝えします。不平不満を思わず、常に感謝して生きることがポイントです。

不平不満を思ってはいけない理由

「不平不満を心に抱くと、その心は卑屈になり、萎縮的になり、自暴的になる。そしてその結果奮発心も、蹶起心も出てこなくなる。その上、それが一つの性癖となって僅かなことにもすぐに不平を起こし、不満を思うようになる。(中村天風、真人生の探求p148)」

不平不満が心に出ると、心は卑屈になっていき、自暴自棄的な心になってしまいます。その結果、何のやる気も出なくなってしまいます。

また、不平不満を抱く心が習慣化されてしまい、これまでは不平不満を思わなかったような小さなことに対しても、すぐに不平不満を思うようになってしまいます。まさに不平不満スパイラルです。

*不平不満と反対の感謝も習慣化することができる

不平不満が多い人は、自分より幸せな人が普通と考えがち

「不平不満を感じる人は、自分より幸福の者を標準とする傾向が多分にある。(中略)自分よりもっと運命的にも、健康的にも、不幸の人のいることには考え及ばない。(中村天風、真人生の探求p148)」

不平不満が多い人は、自分より幸せな人を普通だと考えてしまうことが多いです、だから、自分が不幸だと思えてしまうのです。また、自分よりも不幸な人がいることを考えません。だから、自分が一番不幸だと思え、不平不満を思ってしまうのです。

自分より不幸な人がたくさんいると考え、少しの不幸で生きていられることに感謝したい件」も参考にしてください。

不平不満を感じたら、自分より不幸な人を考える

「万一心に、何かの不平不満を感じた時は、自分より以下の運命や境遇に活きている人の現在多いことを、思い見るべきである。
昔の諺にも「上見ればきりがないから下見て暮らせ」という意味の訓えがあるが、実に穿ち得た尊い言葉であると思う。(中村天風、真人生の探求p147)」

とはいえ、不平不満を言ったり、思ったりしてしまうときはあるかと思います。もしも、自分の心に不平不満を感じてしまったときは、自分より不幸に生きている人が多いことを考えるのがおすすめです。

上を見てもきりがないから下見て暮らせ」というのはとても大切な考え方です。自分より不幸な人からすれば、あなただって幸せそうに見えるのです。そうすれば、自分が幸せだと思えるようになります。

下を向いているので、進化向上と反対だと思うかもしれませんが、不平不満を抱くほうが進化向上から遠ざかってしまいます。むしろ、自分がこの程度の不幸で良かったと、自然と感謝ができるようになるものです。

不平不満が多い人は感謝できない

「不平不満を常習としている人には、この感謝念というものが、頗る薄いように思われる。(中村天風、真人生の探求p149)」

不平不満が習慣化している人は、感謝できないことが多いです。私の周囲にも不平不満ばかり言う人がいますが、「ありがとう」と聞くことが少ないです。

普通だったら「ありがとう」という場面でも、やってもらうのが当たり前だと思っているから、感謝できないわけです。こんな考え方では、不平不満が多くなるのも仕方ないですよね。

常に感謝して生きれば、不平不満がなくなる

「何事にも、先ず感謝本位で人生に活きるならば、不平不満を感じない世界が、第一にその人の観念の世界から生れることになるから、単にそれだけでも大きい幸福である。(中村天風、真人生の探求p149)」

これがすごいことだなと思うのですが、何事にも常に感謝して生きれば、不平不満を感じなくなります。

なぜなら、人生とは観念の世界なので、自分の気持ち次第で幸せにも不幸になります。それと同じ理屈で、常に感謝して生きれば、感謝の対局にある不平不満を感じなくなるわけです。そして、さらにハッピーになれるわけです。

人生は気分次第!自分が使う言葉で幸せにも不幸にもなるので、積極的な言葉だけを使うべき件」も参考にしてください。

感謝すると自分の周囲が美しくなる

「ましてその尊い気持ちの反映を受けて、自分の活きる人生周囲が、期せずして美化善化されるという現実を考えたなら、これは単なる道義的のことでなく、広義における人生生活法だと考定されることと思う。(中村天風、真人生の探求p149)」

これまたすごいことですが、感謝を基本に生きれば、その尊い感謝の気持ちが、自分の周囲にまで良い影響を及ぼし、自分の周囲に人たちの人生まで、美しく、良いものになっていきます。

自分が人を救う光となれるわけです。自分だけでなく、周囲にまで良い影響を与えられることを考えると、感謝して生きるしかないなって思えます!

不幸は自分を高める幸運の試練だと感謝

感謝の重要性はわかっても、不幸が起きると感謝できないと思う人は多いかと思います。しかし、不幸が自分を高める幸運の試練だとわかれば、不幸に対しても感謝できるようになりますよ。すべては心の置きどころ一つなのです。

不幸は自分を高める幸運の試練だから、不幸なことにも感謝することが大切な理由」も参考にしてください。

世のため人のためになることだけを考えよう

「人生を最も美わしく尊くする感謝という理想的の生活基盤は、すべての物事に対する観点の置き方を狭義な個人本位の自己主義から超越させて、もっと大所高所から広義に観察するようにすれば、必然その心に湧いてくるものである。(中村天風、真人生の探求p150)」

感謝は人生を美しく尊くする理想的な生活基盤です。常に感謝する理想的な生活をするためにも、すべての物事への考え方を、自分だけよければいいという利己から超越して、世のため人のために考えるようになればいいのです。利他ってやつですね。

世のため人のためにという気持ちで生きていけば、自然と感謝の気持ちが心から湧いてくるようになります。利己から利他へ、自分の考え方を変えていきましょう。

まずは、自分よりも家族のためになることを考えると、感謝の生活が始めやすいかなと思います。

感想

私も積極的なときは、不平不満を思わないでいられます。しかし、少しでも消極的な気持ちになってしまうと、急に心の中が不平不満だらけになってしまって困っていました。

「何でわかってくれないんだろう…」
「何であれをやってくれないだろう…」
「人生うまくいかないな…」

など不平不満のオンパレードです。でも、不平不満を思うから、不平不満がどんどん習慣化されてしまっていたのです。

だからこそ、これからは不平不満ではなく常に感謝して生きようと思います。常に感謝して生きれば、自分の周囲まで良くなることも知ったので、常に感謝して生きてやります!さようなら、不平不満!

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員、日本維新の会
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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