大衆が投資を始めるとバブルがはじける件
世の中にはたくさんのビジネスがあり、流行のビジネスがあります。コロナウイルスのマスク販売、仮想通貨とかいろんなバブルがありました。いろんなバブルを見てきましたが、大衆が投資を始めると、大体そのバブルがはじける件をお伝えします。
大衆が投資を始めると、バブルは終焉に近いとわかる
社会人になってから10年以上過ぎ、経営者としても10年くらいの経験値となりました。いろんなビジネスを見て思うのですが、大衆が投資を始める、そのバブルは終焉に近いということに気づきました。
大衆が投資を始める時点で需要と供給が合わなくなりますし、ワイドショーに取り上げられる時点で、バブル終了は確定のように思います。それに
「大衆が投資を始める商売が儲かるわけない」
と私はいつも思うのです。ゼロサムゲームみたいなものなので、勝者と敗者が必ずできちゃうんですよね。
大衆が投資を始めて、バブル終了したサービス
大衆が投資を始めた結果、バブル終了した私の心に残ったサービスをご紹介したいと思います。
コロナウイルスによるマスクバブル
直近だとコロナウイルスによるマスクバブルは早かったですねw中国からのマスク輸入が減り、ドラッグストアからマスクがなくなり、マスクは高騰していきました。
そして、通常だと数百円のマスクが数千円のマスクと高騰しました。コロナウイルスのマスクバブルは続かないと思っていましたが、やっぱりすぐ終わりましたよね。
大体、コロナウイルスによるマスクバブルは、人命をまるで考えていない商売です。まるで自国しか考えていないどこかの国のようです。国だって転売禁止しているんだから、倫理的にもやっちゃいけない商売なんですよね。
私としては、コロナウイルスのマスクバブルに乗じてマスク販売していたお店は「愛がないな」と思ったので、高値でマスク販売していたお店に対する信用度は低くなりました。
目先の利益だけを見て長期的な信頼を失ってしまったのです。もはや、仕入れた段階で、目先の利益すら確保できないお店も多いかなと思うくらいです。
また、マスクバブルの頃は急な需要と中国ショックで、マスク生産体制が追いついていないだけで、マスク生産体制が整えば需要と供給のバランスによって、マスクが元値に戻るのは誰もがわかっていたことです。
そりゃ、最初にやっていた人は儲かったでしょうが、みんながやりだしたら儲かるわけないに決まってるでしょ?マスクも自然と供給されていくので、買う人だって減っていくのも誰だってわかることです。
やっぱり、世のため人のためになる商売しかやっちゃいけないと思うんですよね。愛がない商売なんかやったって、いいことはなんもないのです。
仮想通貨バブル
仮想通貨バブルも面白かったですよね。テレビやメディアで取り上げられたら、すぐに流出問題が発生して仮想通貨バブル終了しました。早かった。
仮想通貨はゼロサムゲームみたいなものです。投資対象ですし。こういう投資って儲かる人がいるけど、儲かる人を支えるために損した人がいるってことです。勝ったら誰かが負けてしまうようなサービスの時点で、投資するべきではないと私は思います。
それに、仮想通貨ってもうわけわかんないですよね。見えないものに投資しているわけであって、実態なき経済とも言えます。
貨幣が電子化するのはわかりますが、国が発行しているわけもない仮想通貨をありがたがって、投資する人の気持ちがよくわからないです。国が保証しているなら、投資してもいいかと思いますが。
仮想だから盗まれてもよくわからないし、信用もよくわからないです。よくわからないものに投資するのは私にはできないです。
FXや株のレバレッジ投資とか空売りとかも、よくよく考えるともうよくわかんないです。よくわからないのは、それが金融商品特有のマジックだからです。やっぱり、直感的にわかんないことはやるべきじゃないと思います。
でも、もちろんサービス運営側で、確実に儲かるなら投資しますけどねwだって、最初は無料みたいなものだから、儲かる度合いも青天井だもの。こういうビジネスは、仕組み側に近くないと儲からないのです。
ライブドアバブル
若い人は知らないかもですが、ライブドアバブルなるものがありました。ホリエモンがテレビやメディアに露出することで、ライブドアの株価はどんどん高くなり、株式分割を繰り返し、時価総額はどんどん高くなっていきました。
しかし、ライブドア事件が起きてから、ライブドアの株は紙きれ同然になりました。ライブドア事件が起きるまでは、どのテレビもメディアもライブドアに投資したほうがいいというような風潮でした。
でも、もうこうやってテレビやメディアが煽る時点で、バブルは終焉に近かったんだなと今となってはわかります。
ちなみにライブドアは買収ばっかりだったけど、いいビジネスモデルではあったのよ。でも、経営陣の考え方がマイナスだったんです。
だから、稲盛和夫氏の「仕事・人生の結果=考え方×熱意×能力」という方程式を考えると、大きなマイナスの結果であるライブドア事件を引き起こしてしまったのです。
私はIT系の人間としてホリエモンのことは好きだし、熱意も能力もあると思うのですが、考え方だけはマイナスだなと思うことがあります。
能力も熱意も圧倒的に高いので、普通の人よりも簡単に稼げます。しかし、考え方さえすべてプラスに変えれば、大成できる才能を持っていたので、いつももったいないなと思います。
Go To Eat
Go To Eatも無限ループができることをテレビが取り上げてからは、終了が早かったですね。4ヶ月の期間の予定でしたが、わずか1ヶ月半くらいで終わりましたね。祭が終わるのは早かったです。
「祭が終わるの早すぎwGo To Eatが予想していたよりも早く終わった理由を考察した件」も参考にしてください。
大衆が投資を始めると、バブル終了する理由
大衆が投資を始めるとバブルが終了する理由はとっても簡単です。実はもうバブルが終盤に差し掛かっていて、最初に投資をしていた人たちが、回収しようとするからです。
機関投資家とかお金と経験を持っている個人投資家は、大衆が投資を始める前に底値以下で仕込むので、大衆が投資を始めだして、高騰したタイミングで株とかを売りさばくんですよね。ローリスクで丸儲け。
メディアとも連携したり、世間を上手に煽っていくので、大衆が投資したくなったり、バブル終焉間近のサービスに手を出してしまうんですよね。煽りマーケティングがお上手なんです。
そして、あとは一般投資家である大衆が損をするという仕組みです。投資以外のビジネスでも、わりと同じような仕組みだと思います。
もしくは、そのサービスを考えた人たちがボロ儲けするように、バブルになるように煽るというパターンもあります。他にもいろんなパターンはありますが、最初からやっている人、サービス側の人が儲かるようにあれこれ仕込んでいるということです。
どちらにせよ、最初に目につけた人達が儲かるように大きな計画を立てているので、大衆が飛びつく頃にはバブルは終焉に近づいているのです。こういう仕組みがあるって知ったほうがいい。だから、投資というのは運要素というかチキンレースなんです。
会社やってからわかりましたが、上場企業への株式投資なんてハイリスクローリターンなんです。未上場株こそ、ミドルリスクハイリターンなんです。
世の中には儲けるための仕組みがあって、その仕組みを知っておかないと、騙されるというか利用されるだけの存在になってしまうのです。
上場するようなベンチャー企業でも主要株主を見ると、よく見るメンツばっかりだったりするので、世の中というのは仕組み側の人間に搾取されやすい構造ではあるのです。こればかりは、ビジネスの経験値が必要かと思います。
「日本の税制度で金持ちになる方法は、株式上場かM&Aしかないと思う件」も参考にしてください。
感想
大衆が投資を始めるサービスは、バブル終焉に近いという傾向があると覚えておきましょう。そうすれば、投資や起業で失敗するリスクも減りますよ!
こういうことは歴史から学べます。それに、大体歴史は繰り返すので、よくある失敗例は知っておいて、自分の失敗リスクを避けましょう。確実に儲かるときだけ、投資をしましょう。