【衝撃】財政調整基金マイナス4.3億円!?武豊町の「隠れ財政危機」を救う4つの秘策【AI・DX改革】
武豊町は「お金持ちの町」だと言われていますが、実は今、町の貯金箱が空っぽになってしまうかもしれない…そんな「隠れ財政危機」にあるんです。
「正直、この情報を公開するべきか悩みました」
「町長、そんな怖い話しないでよ」
と言われるかもしれません。でも、隠して現状維持を続けると、武豊町の財政を立て直すことは本当に難しくなってしまいます。 だからこそ、勇気を出して、時代に合わせた改革の話をさせてください。
財政調整基金とは
ニュースでよく聞く「財政調整基金」。 漢字ばかりで難しそうですが、一言で言えば「町の貯金」のことです。
家計でも、急な出費や給料が減ったときのために貯金をしますよね?自治体も同じなんです。急な不況や災害などが起きたときに備えておく、命綱のような大切なお金です。
財政調整基金がマイナスになってしまうと、借金をしないと予算を組むことができなくなってしまいます。今まで当たり前だったゴミ収集、福祉サービスなどが維持できなくなってしまい、住民サービスが低下してしまうんです。
最悪の場合、あの夕張市のように、国の管理下に入って(財政再生団体)、何もかも自分たちで決められなくなってしまう。 そうなる前に、今、手を打たないといけないんです。
武豊町の財政調整基金がマイナスに?
「でも、武豊って貯金あるでしょ?」
そう思いますよね。確かに今は約40億円ほど貯金があり、町の規模から見ても「今は」安心できるレベルです。
*一般的に財政調整基金は、標準財政規模と呼ばれる数字の10~20%があれば健全。武豊町は財調は約40億円ほどあり、20%以上の数字ではあるので今は安心。
しかし、これまで通りのやり方を現状維持すると、武豊町の「貯金」が令和12年度に「マイナス4.3億円」に転落する予測が出てしまっているんです。
「なんで急に?」
って思いますよね。実は今、武豊町のような「お金持ち」と言われている自治体ほどピンチなんです。お隣の碧南市でさえ「財政非常事態宣言」を出しました。
*碧南市の動画関連リンクさせる
なぜそんなことになっているのか。理由はシンプルで、「入ってくるお金が減って、出ていくお金が増えるから」なんです。武豊町だけでなく、多くの地方自治体の財政調整基金がピンチなんです。主な理由を4つ、簡単に説明しますね。
1. 収入の減少
1つ目の理由に収入の減少です。昨年度、町税が前の年より約7億3千万円(6%)もガクンと減ってしまいました。
武豊町には工場や発電所がたくさんありますよね。これまでの武豊町は、そこからの税金(固定資産税)で潤っていました。
でも、工場の設備って「新車」と同じなんです。買ったばかりのときは価値が高いけど、古くなるとだんだん安くなりますよね?新しい設備投資がない限り、税収は毎年減っていく構造になっているんです。
さらに、日本全体の問題である人口減少。働く人が減れば、当然、住民税も減っていきます。つまり、何もしなければ収入は下り坂なんです。
*企業の固定資産税には償却資産と言われるものがあり、設備投資をしたときはたくさん税金がもらえるけど、新しい設備投資がなければ毎年減少していきます。この償却資産は15年となれば、15年かけて税金が減っていく。
*日本最大の問題である人口減少が進めば、武豊町の町税で2番目の個人町民税も減少していく。
2. 建設費の高騰
2つ目は、物価高による建設費の高騰です。建物を建てる費用は、2015年に比べて約1.3倍に跳ね上がっています。
建設費は毎年上昇しているので、庁舎移転、古い公共施設の修理代が、当初の計画よりも高騰してしまうリスクがあるんです。
3. 人件費も高騰
3つ目は、人件費も高騰しているんです。
これは「お給料を上げなさい」という国のルール(人事院勧告)があって、令和7年度だけで約5億円も負担が増えました。
民間と公務員の給与格差も広がり、公務員の採用も難しくなっています。につながるほどの状況です。日本の人件費は海外よりも低い傾向にあるので、今後も上昇する可能性が高いでしょう。
これは、町の努力だけではコントロールできない部分なんです。
4. 毎年上がる福祉のお金
そして4つ目が、毎年上がる「福祉や医療のお金(扶助費)」です。
少子高齢化で、医療、年金、福祉にかかるお金が、毎年数千万円レベルで増え続けています。これも、今の国の仕組みである以上、止めることはできません。
ピンチは最大のチャンス
…と、暗い話ばかりしちゃいましたね。でも皆さん、安心してください。私はここであきらめるような町長じゃありません。私はむしろこう考えています。
「ピンチは最大のチャンス」だと!
追い込まれている今だからこそ、これまでの古い常識をぶっ壊して、時代に合わせた新しい改革ができるんです。では、どうやって武豊町を立て直すのか。 私が考える具体的な「4つの対策」を聞いてください!した!
1. 日本一AI・DXを活用する町へ
一番の対策は「日本一AI・DXを活用する町」です。私は元々ITベンチャー企業を経営していました。デジタル技術やベンチャー企業経営したノウハウをフル活用しちゃいます。
書類を書かなくていい「書かない窓口」
役場に行かなくてもいい「行かない窓口」
を実現して「スマート行政」を作ります。アナログからデジタル化を進めることで、退職に合わせて新規採用数を徐々に減らしていくことで、人件費の総額を抑制していきます。これなら給与カットもリストラも必要ありません!人を大切にする改革です。
さらに、徹底的なペーパーレス化を行います、紙をなくせば、新しい庁舎に巨大な書庫はいりません。約1,000平米ほどの書庫をゼロにすることで、建設費を約10億円ほど節約できるんです。
AI・DXこそが、最強の節約術なんです!
2. 予算と公共施設の見直し
対策その2は「予算と公共施設の見直し」です。
これまでの「前年通り」の予算編成はやめます。全ての事業に優先順位をつけて、効果の薄いものは見直します。
公共施設もバラバラに建てるのではなく、一か所に集める「複合化」。
そして、行政だけで建てるのではなく、民間と手を組む「公民連携」を進めます。 民間企業の力で、利益が出るような施設にしたり、維持費を下げたりする。
将来的には「まちづくり会社」を作って、民間の活力で町を元気にしたいんです。
そして、大きな改革が「保育園の民営化」です。今、町営の保育園は運営費の100%が町の負担です。でも、これを民営化すると、国や県の補助が入るので、町の負担は約25%、なんと4分の1まで下がるんです。
もし全園を民営化できれば、最大8億~10億円ものコスト削減になる可能性があります。さらに、建て替え費用も約75%安くすることができます。
「民営化したら質が落ちる?」
いえいえ、逆です! 浮いたお金を保育士さんの給料アップや、教育の充実に回せば、今よりもっと良い保育環境が作れるんです。町営にこだわってジリ貧になるより、民営化で質を上げる。これが今の時代の子育て支援です。
子育てがしやすい自治体ほど、積極的に保育園の民営化を進めているんです!
3. 補助金の積極獲得
対策その3は、「補助金の獲得」です。これまで武豊町は「お金持ち」だったので、あまり補助金をもらいに行っていませんでした。
これからは違います。国や県と連携して、全額補助が出るようなお得な補助金を、取りに行きます!「もらえるものはしっかりもらう」体制に変えていきます!
4. 稼ぐ自治体へ
対策その4は、「稼ぐ自治体へ」。
実は、武豊町の「個人版ふるさと納税」は赤字なんです(1億円くらい)。そこで、専門部隊を作って黒字化を目指すとともに、企業からの寄付である「企業版ふるさと納税」を増やします。
トップセールスで企業を誘致したり、ベンチャー企業と面白い実験をしたりして、企業が「武豊町にお金を使いたい!」と思えるような仕組みを作ります。ただ節約するだけじゃなく、攻めの姿勢で稼いでいきます!
最後に
1年で全てを変えることはできません。でも、少しずつスピードを上げ、毎年着実に改革を進めていけば、武豊町の財政は必ず立て直せます。
「これまでのやり方を続けるか」
「新しい未来へ走り出すか」
私は皆さんと一緒に、新しい武豊町を作りたい。
「住んでて良かった」
「武豊町に住みたい」
そう思える町にするために、私は先頭に立って走り続けます。どうか、皆さんの力を貸してください!
ピンチをチャンスに変えて、一緒にワクワクする未来をつくりましょう!
とば ひさし