国の予算遅れで給食費無償化が遅れる?武豊町も暫定予算になってしまったら起きるヤバいデメリットとは?
国の予算が3月で決まらずに暫定予算になってしまうと、国民にどんな影響が出てくるでしょうか?実は私が町長を務める武豊町にも大きな影響が出てしまうんです。
そもそも、暫定予算とは何でしょうか?国会の予算が3月で決まらないと、予算が組めないことになります。すると、公務員の給料が払えなかったり、工事や年金などもストップしてしまいます。
これでは生活が本当に困ってしまいます。そのため、予算が決まるまでのつなぎとして「暫定予算」を組むことができます。
しかし、暫定予算は必要最低限の行政サービスを維持することしかできません。例えば、月額5,200円の給食費支援、年収の壁を178万へ引き上げといった新しい政策は、予算が決まるまでできなくなります。
「武豊町でも3月予算が否決されて、暫定予算になってしまったら何が起きるの?」
そんな不安の声を町民の方からいただきました。もし、武豊町でも3月議会で予算が否決されてしまうと、必要最低限の行政サービスしか維持できなくなります。ゴミ収集や年金は止まりませんが、新しいことはできなくなるんです。
例えば、国の予算が年度内に成立した場合、武豊町が暫定予算になってしまったら、小学校の給食費無償化はスタートすることはできません。予算成立まで保護者の皆さまは給食費を支払う必要が出てきます。
また、暫定予算となってしまうと、予算正常化を優先しなければいけません。そのため、1月に否決された物価高対策の臨時議会の開催も遅れるため、さらに物価高対策の給付も遅れることになります。
ストップする工事も出てくるため、地元の業者さんの仕事も奪ってしまいます。さらに、二重の予算を作ることで、役場の現場もボロボロに疲弊します。
私は今回の予算は「人件費、建設費の高騰による財政問題」を解決するための予算をメインとしています。
そのため、私のメイン公約である「住民税5%減税」はあえて3月予算には入れていません。もし、減税を巡る議論で予算が否決されてしまったら、困るのは町民の皆さまだからです。
給食費の無償化が遅れ、物価高対策も遅れる。そんな事態は、町長として絶対に避けなければなりません。
もちろん、減税は「可決されやすいタイミング」で提案するつもりです。また、標準化システム移行のタイミングのため、減税のシステム対応が3月予算では間に合わないのも、タイミングをずらした理由の一つです。
皆さまの生活を守り抜いた上で、公約もしっかり果たす。そのための「戦略的決断」です。ご安心ください。
3月議会は、私が町長になって初めての予算です。20年ぶりの新しい町長のカラーが出る最初の予算は、一般的に否決されやすい傾向にあります。
そして、議会には「可決」「否決」以外にも、納得できない予算部分だけを変える「修正案」という方法もあります。これなら暫定予算とならず、修正された予算以外は4月からスタートすることができます。
町政は二元代表制であり、可決、否決、修正をするかどうかは議会が決めることです。だからこそ、ぜひ3月議会に傍聴にきてください。
議案質疑、各委員会、議会最終日は様々な質疑や結論が出ると思います。武豊町の1年を決める大切な瞬間を、ぜひ皆さんの目で見守ってください。
とば ひさし