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公園の草刈り問題を解決する年間委託と活動支援策について【武豊町】

2023年09月16日 更新2023年09月08日 公開

夏が近づくと武豊町の公園の草がボーボーに生えていて、子どもが遊びにくいと思ったことはありませんか?

そこで、令和5年第3回定例会で「公園の草刈り問題を解決する年間委託と活動支援策について」について、一般質問を行いました。

草が伸びてきた鹿ノ子田公園

草が伸びてきた鹿ノ子田公園

一般質問の趣旨説明

武豊町には町管理の公園が83個(墓園含む)あり、マンパワー不足もあり、町で公園の草の状況をすべて把握することは難しく、「草が伸びた!」とクレームが来てから、草刈りをする現状となっています。

草が伸びている公園では、子どもたちが遊びたいと思わなくなってしまいます。

また、草刈りを依頼しているシルバー人材センターは、夏場になるとシルバーさんへの健康の配慮、民間からの草刈り依頼を優先しなければいけないため、夏場は専門業者を利用することになっています。

しかし、専門業者を利用すると、夏場の草刈り費用はどうしても高くなってしまいます。

周辺住民がボランティア、アダプトプログラムを活用して、公園の草刈りをしてくれるケースもありますが、次の世代に継続させるのは厳しい状況となっています。以下のような問題があるからです。

そこで、愛知県が実施する「マイタウン・マイロード事業」をベースに、「武豊町の公園草刈り隊事業」を行い、公園の草刈りを年間委託することで、草刈りのクレームをなくし、公園の維持管理を継続させることが今後重要だと考えます。

例えば、「マイタウン・マイロード事業」の活動費は平米単価50円となっており、アサリ池公園、熊野池公園、別曽池公園、鹿狩池公園、武豊中央公園、やすらぎの森墓園、自然公園といった草刈り不要の面積が多い公園、及び、ポケットパークを除外して計算してみると、「50円×約68,640平米=約340万円」で69個の公園の草刈りができます。

上記を踏まえたうえで、武豊町のアダプトプログラムを進化させた、公園の草刈り支援をするために、以下の質問をいたします。

現在の公園の草刈り体制はどうなっているか?

都市計画課で管理する公園の草刈り体制につきましては、地域住民の団体、シルバー人材センター、専門業者の3者により、行って頂いております。

はじめに、地域住民の団体についてであります。

委託による草刈りは、砂川公園の1箇所、アダプトプログラムによるものは、祠峯公園、金下第一ちびっこ広場、平井ポケットパークの3箇所で行っております。

それ以外にも、地域の方がボランティアで草刈りをして頂いている公園もあり、大変感謝しております。

次に、シルバー人材センターであります。

その他の大部分の公園については、年間を通して、草刈り等の依頼をしております。

最後に、専門業者については、夏季の繁忙期などに、委託をしている状況であります。

シルバー人材センターに依頼する草刈り費用、夏場に専門業者に依頼する草刈り費用はいくらか?

令和4年度の実績でご答弁申し上げます。シルバー人材センターに依頼した費用は、年間で約230万円でありました。

また、夏場の業者委託料は、除草以外の作業も一部含まれておりますが、約590万円でありました。

公園の草刈りの年間平均回数は?

都市計画課で管理する公園のうち、アダプトプログラムによる管理や年間管理、公園の形状などから、町による草刈りが不要な公園を除く、60箇所の公園について、令和4年度の実績でご答弁申し上げます。

地域住民の団体、シルバー人材センター及び、専門業者に委託で実施した草刈り回数であります。草刈り回数が

1回の公園が、21箇所、
2回の公園が、26箇所、
3回の公園が、12箇所、
4回の公園が、1箇所であります。

年間の平均回数としましては、約2回となります。

「武豊町の公園草刈り隊事業」を、活動実績のある団体を中心に試験導入することはできないか?

本町の公園管理につきましては、都市計画マスタープランにも記載のように、地域住民が主体的に維持管理に参画できるよう積極的な住民参加を推進しております。

その中で、アダプトプログラムによる住民参加のほか、平成30年度より、地域住民で構成する1団体に砂川公園の草刈り作業を委託しております。

一方、愛知県のマイタウン・マイロード事業は、草刈り作業を実施しようという意欲を持った団体に、県が管理する道路の草刈り作業を委託するものであります。

地域を自分たちできれいにしたいとの思いを持った、幅広い団体が対象となっており、町としても大変魅力的な事業であると考えております。

その上で、対象となる団体を広げることについては、契約方法や費用といった枠組みづくりのほか、現在活動されている団体との調整も必要であります。

まずは、現在、委託をして頂いている団体や、アダプトプログラムにより管理をして頂いている団体に対し、現状の課題等についてのヒアリング調査を実施したいと考えております。

現時点におきまして、現状の委託及び、アダプトプログラムによる管理を継続しながら、今後、県や他市町の状況等も確認し、調査・研究してまいりたいと考えております。

制度の補完案

*一般質問の時間が50分となっており、発言すると時間が足りないので省略した部分です。

「マイタウン・マイロード事業」と同じく、活動費は平米単価を50円に設定し、年間を通じた草刈りをしてもらいます。

活動費を支給することで、草刈り機の購入・メンテナンス費用も捻出でき、活動に対する対価を得ることもできます。

また、春から夏にかけての草刈りが多いため、この時期に3~4回ほどの草刈りは必須としますが、草刈りをするタイミングは管理者に合わせます。

ただし、町に対して草刈りのクレームや連絡が来たら、すぐに草刈りをするものとします。

また、活動費は自由に利用できるようにします。

・管理者、団体の活動費
・周辺住民との草刈りイベント費(参加特典として子どもにお菓子を配るなど)
・草刈り機の購入、メンテンナンス など

報告制度も草刈り用の公式LINEや草刈り用の通常LINEアカウントなどを開設し、草刈り前後をLINE報告することにし、報告作業の負担も減らします(一斉通知をしなければ、公式LINEは無料で利用可能)。

LINEがない人の場合は、従来どおりの報告様式、もしくは、写真での前後報告とすることになりそうです。

また、当事業の参加単位は団体を基本としますが、個人での参加もできるようにし、若い世代の参加を促します。

草刈り機を団体で共有する場合、各自の家で保管、もしくは、武豊町や自治区が所有する倉庫を利用できるものとします。刈った草の処理は、以下を選択できることとします。

上記のような取り組みをすることで、地域住民が草刈りしやすくなる環境を整備いただければと思います。

感想

公園の草刈り問題は、多くの自治体で抱えている問題です。随時役場の職員が草を伸びている状況を確認できるわけでもないので、クレームが来てから草刈りすることが多くなっています。

かといって、周辺住民のボランティア精神に頼るのは難しい状態です。また、業者に頼めば草刈り費用は高額となってしまいます。適切な費用で草刈りをしたいものです。

私は議員で畑があるので、草刈り機をたまたま持っています。時間に余裕があれば、公園の草刈りをすることもあります。

でも、無償で何個の公園も草刈りしてと言われたら、正直悩んでしまいます。自由に使える時間も限られていますし、生活費も稼がないといけません。

武豊町が困っている業務でも、武豊町民に委託することで、専門業者に委託するより安くなることはたくさんあるはずです。

いずれ、「武豊町でこんなアルバイトあるよ」みたいな形で、町民が参加しやすくて、ちゃんとお金ももらえる仕組みができたらいいなと思います。

最終的には、草刈りはロボットなどが対応する未来が来ると思います。そんな未来が来るまでは、草刈りをしたいと思う人が、気軽に草刈りを始められるような支援をすることが大切だと思います。

自治体の公園の草刈りの課題、解決アイデア」も参考にしてください。

参考ページ

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
詳細プロフィール

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