MENU

積水ハウスをお断りした理由は?積水ハウスのメリット、デメリット

2022年12月15日 更新2022年12月15日 公開

注文住宅を建てる計画を立てました。三井ホームで建てるつもりではいたのですが、いろんなハウスメーカーを比較検討したくなりました。

住宅展示場を巡っていると、積水ハウスのモデルハウスがおしゃれで提案を受けることに。しかし、最終的には、積水ハウスはお断りすることになりました。積水ハウスを断った理由や、積水ハウスのメリット、デメリットをお伝えします。

積水ハウスのメリット

鉄骨

積水ハウスの最大のメリットは、鉄骨であることです。鉄骨に自信を持っていることからか、鉄骨に関する説明を何度も何度もされるほどです。私は3回ほど同じ説明をされました。

窓が広く取れる

積水ハウスのメリットは、窓が広く取れることです。木造だとある程度の広さの制限を受けやすいですが、鉄骨だと横一面の窓も可能となるとのことです。これは、率直にいいなと思えるポイントでした。

耐震性が高い

鉄骨だけあって、耐震性が高いのはメリットです。また、構造に力を入れているので、地震が起きても安心だなと思えます。

メンテナンスコストが低い

積水ハウスはメンテナンスコストが低いそうです。30年間は無料点検となるので、ある程度メンテナンスコストを抑えることができます。

初期投資は高く、ランニングコストは低いというハウスメーカーの立ち位置になるとのことでした。ただ、実際にはあれこれメンテナンス費用はかかるっぽいですが、他のハウスメーカーよりは低いと言い切っていました。

大手ハウスメーカー

積水ハウスは大手ハウスメーカーという安心感があります。

「この街に~この家に~こころ~は帰る~家に~帰れば~積水ハウス」

というCMは誰もが聞いたことがあるかと思います。それだけ、大手ハウスメーカーという安心感やブランド感が強みなのかなと思いました。

リセールしやすい

積水ハウスはブランドなので、リセールしやすいです。よくある間取りになりやすいので、リセールしやすいポイントとなっています。

積水ハウスのデメリット

契約前の間取りは、営業マンが提案しがち

積水ハウスは契約前だと、営業マンさんが間取り提案することが多いです。私のときも設計士さんは同席しませんでした。

実際には、2回目以降の打ち合わせには、さも設計士さんぽい人が同席するようになりました。しかし、厳密にはただの営業マンさんでした。多分、設計士さんっぽい人がいないと不安になるので、こういうパターンにしているのかなと思いました。

積水ハウスで契約前に設計士さんが同席するのって、かなりレアなケースなんじゃないかと思います。

チーフアーキテクトに確実に提案してもらいたいなら、「チーフアーキテクトによる設計相談会」といったイベントに参加するのが確実かと思います。

*営業マンさんが書いた間取りでOKになると、ちゃんとした設計士さんの手が入らずに、間取り提案進んでしまうんじゃないかと私は不安になりました。

同じ外観になりがち

積水ハウスは同じ外観になりがちなのも、デメリットかなと思います。積水ハウスのオリジナル外壁タイルを使うことになるので、どうしても外観は同じになりやすいです。これはヘーベルハウスも同じですね。

また、契約前だと営業マンさんが間取りを書くことが多いので、同じ外観になりやすいのかなと思います。

実際、営業マンさんでも、それなりの間取りや外観がプリントアウトできるようなシステムがあると思います。私が間取り提案されたときには、設計士さんはいませんでしたが、パースで外観や間取りまで提案してもらったからです。

CMの家はおしゃれだし、住宅展示場によってはおしゃれでモダンなモデルハウスなので、なんかもったいないなと思いました。

坪単価が高い

積水ハウスは鉄骨だけあって、めちゃくちゃ高いです。普通に坪単価100万円で提案されました。ハウスメーカーの中でも、上位を争う坪単価となっています。

他のハウスメーカーのほうが高いと言っていましたが、坪数で計算したときに、一番見積金額が高かったです。

全館空調を入れることには非積極的

私は全館空調を入れたかったのですが、積水ハウスはどうも全館空調には非積極的でした。全館空調は入れることはできるけれど、普通のエアコンをメインにして、月額料金がかかる積水ハウスのアプリでON・OFFをするように推奨されました。

仮契約までのスケジュールが短い

仮契約までのスケジュールが短いのもデメリットです。初回打ち合わせから、2ヶ月程度で仮契約しないと、これ以上の提案ができないという感じでした。

私は三井ホームにするか、積水ハウスにするか悩んでいたので、そこまで迫られませんでした。しかし、スケジュール案を見せてもらったところ、本来はかなり早めに仮契約を求められるんだなとわかりました。

値引きは難しい

積水ハウスは大手ハウスメーカーだけあって、値引きは難しいとのことでした。そして、値引きには非協力的でした。坪単価が高いので、そもそもの予算に余裕がないと、積水ハウスにすることは厳しいかと思います。

私が積水ハウスをお断りした理由

営業マンとの相性が悪い

営業マンさんとの相性が悪かったのが、お断りした大きな理由です。その営業マンさんは自信に満ちあふれていたので、話は長い人だなとは思うけれど、素敵な提案をしてくれるだろうと楽しみにしていました。

しかし、自信があるのに提案力はまるでなかったです。正直、これまでの打ち合わせの時間が無駄だったなと感じたほどです。

欲しい資料に限って、最後にくれなかったりするのも微妙でした。見積金額の資料も残してくれないし(多分、確信犯)。注文住宅は、営業マンとの相性次第なんだなと思った次第です。

提案が微妙だった

積水ハウスをお断りした一番の理由は、提案が非常に微妙だったことです。私の場合は、設計士さんが入らずに、担当した営業マンさんのチームで間取りを作成していました。

そして、三井ホームと同じ条件を出したのに、「なんでこの間取り?」と絶句するレベルでした。

また、こちらが「絶対に必要」とした条件が、何個も間取りに入っていなかったのもマイナスポイントでした。ちゃんと希望シートを読んでないのかなと、疑ったレベルです。

ちなみに、私がいいなと思った積水ハウスの住宅展示場のモデルハウスは、モダンでおしゃれなデザインでした。積水ハウスには珍しく、グレーや黒をうまく活用していました。

屋上もおしゃれだし、三井ホーム以外にも響いたデザインでした。そして、私たちは一般的な積水ハウスの外観のデザインだったら検討するつもりはなかったので、

「よくある積水ハウスのデザインは苦手なんですが、このモデルハウスみたいなモダンなデザインはできますか?」
「もちろん、できます!」

と回答を受けておりました。しかし、提案された外観は、いろんな場所で見かけるクラシカルなTHE積水ハウスでした。

白がベースになっており、お世辞にもおしゃれとは思えませんでした。営業マンさんが考える、伝統的な積水ハウスを提案された感じでした。

そして、三井ホームさんとの間取りを比べると、収納スペースが少なかったり、導線設計ができていないなどの問題もありました。いい間取りを見たあとだったので、間取り提案の粗さが目立ちました。

個人的には、見学したモデルハウスのデザインをベースにして、提案してほしかったです。そうすれば、検討の余地があったのに。

構造の話が長すぎた

私の担当となった営業マンさんは、構造の話が長すぎる人でした。

積水ハウスの一番のPRポイントである鉄骨、構造、技術の話をするのはわかるのですが、初回でも3時間ほど拘束されました。

小さな子供がいるのもお構いなしで、ガンガン説明されました。気づけば夕方でした。ジュースを無料でもらおうかと甘く考えて、見学しようとしたのが間違いでした。タダより高いものはないです。

2回目の提案でも、最初の1時間ほど鉄骨や構造の話をされました。もうわかってるって。そして、3時間ほど拘束されました。

そして、3回目の提案でも母親が同席するので、またまた鉄骨や構造の話をされました。もう、構造のお話はお腹いっぱいです。

積水ハウスにする人って、鉄骨構造、耐震性、安心、ブランドで家を買うことを決める人が多いので、こういうアピールをするんだろうなと思います。

実際、鉄骨系のハウスメーカーのモデルハウスを見学すると、必ず鉄骨構造や耐震性の話をされるんですよね。そこが一番のアピールポイントで、それ以外の決め手がないと思ってしまいました。

こちらのことを考えていない

予算や住宅ローンの金額はこれだけと伝えても、

「うちが提携している銀行なら、変動金利が安くなるのでもっと借りれます!」

と熱弁されたときは、結構引きました。こちらの事情はまるで考えていないなと思えたからです。お客様というよりは「お金様」としか考えていない感じがしました。誠実さって大事ですね。

他のハウスメーカーの悪口が多かった

「他社の悪い写真事例を見せながら、あのハウスメーカーはこういうところがダメなんですよね」
「あのハウスメーカーでは火災が起きても、全額保証されないんですよ。でも、積水ハウスなら安心です」

などの他のハウスメーカーの悪口が多かったのも、お断りポイントでした。実際、三井ホームの営業マンさんからは、他のハウスメーカーの悪口というか、他のハウスメーカーのお話すら出なかったのもあります。

やっぱり、「相手を落として、自分を上げる人は信用できない」なと思いました。悪口を言う人は信用出来ないなと思いました。自分も悪口を言わないように気をつけようと、反面教師になりました。

感想

ハウスメーカー選びは最終的に、三井ホームと積水ハウスが残りましたが、微妙な提案をされたので積水ハウスさんはお断りすることになりました。

積水ハウスの営業マンさんと相性が良く、こちらが希望する提案をしてくれれば、ギリギリまで悩んだかもしれません。しかし、積水ハウスにしようと悩む余地を与えてくれなかったので、三井ホームにサクッと決めることができて良かったです。

本当に家づくりというのは、相性や運が大事なんだと思いました。

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

メインカテゴリ