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はっきりとした真剣な気持ちで!精神統一するコツ

精神統一するコツをお伝えします。どんなことも、はっきりした気持ち、真剣な気持ちで取り組みことが大切です。

精神統一とは

「心を使う時、必らず分裂することなく、集中された状態であらねばならない(中村天風、真人生の探求p207)」

精神統一とは、心を使うときに、心を分裂させずに集中した状態でいることです。

成功したいなら精神統一が必要

「古来から儕輩の群を凌いだ非凡の人というものは、皆一様に、その心に力もあり働きもあった人(中村天風、真人生の探求p208)」

昔から同じ二元の中でも、大成功をしているような天才は、積極的な「心の力」があり、精神統一ができる「心の働き」を持っている人だというわけです。

一方、積極的な「心の力」もなく、精神統一ができる「心の働き」もない人は、凡人のままだということです。ポジティブだけじゃダメなんですね。成功したいなら精神統一が必要なのです。

精神統一できれば霊感も発動可能

「精神が常住統一されるようになると、その統一の程度に従って、精神生命の可能性というものが、驚異に値する程、極限すれば、殆ど無限大にまで進展向上する。
古来から、霊感(Inspiration)とか霊智(Intellection)とか称される特殊の心理現象は皆精神統一の極致から発現する尊貴な事象(中村天風、真人生の探求p208~209)」

常に精神統一できるようになると、精神統一の程度に応じて、心の可能性は無限大に向上していきます。昔から霊感のような特殊な能力は、精神統一の極限から生まれた心理現象なんです。

ちなみに、適切な修行を行えば、誰でも霊感は発揮できる能力なのです。エセ霊能者の専売特許じゃないわけです。

「集中」と「執着」は違う

「集中」と「執着」の違いを理解することが、精神統一には必要です。

心→事物=執着(傾注)
心←事物=集中(統一)

本当の精神統一をするには、心の前に起きている現象を、心の中にとらえることなのです。深すぎますね。

集中と執着の違いとは?本当の集中とは」も参考にしてください。

精神統一する方法

それでは、精神統一する方法をご紹介します。

はっきりした気持ちで接する

「どんな場合、どんな事物に対応するにも、常に、意識を明瞭にしてこれに接するようにすること。
もっと分り易くいえば、いつも、はっきりした気持ちで、何事何物にも接すること(中村天風、真人生の探求p212)」

精神統一をするために必要なことは、どんな場合、どんな事に対応する場合でも、常に意識を明瞭にして、何事にも接するようにすることです。いつも、はっきりした気持ちで、どんなことにも接することが第一条件なのです。

「その方法の順序として、先ず観念の分裂的放心を防ぐことを先決とする必要があるので、人生生活中の左の四事項を行う時、特に意識的に観念を分裂しないように注意しながら従事することを習練するのである。(中村天風、真人生の探求p214)」

精神統一をするための順序としては、まず観念の分裂による放心を防ぐことが必要です。4つのことを行うときに、意識的に観念が分裂しないように注意することが、精神統一をするための一番の修行となります。

これらは観念が分裂しやすいことだからです。以下のページも参考にしてください。

  1. 心の急ぐこと
  2. 興味の薄いこと
  3. 値打ちのないこと
  4. 熟練したこと

「毎日実生活を行う際時間と仕事とを特定して「気を込めて物事を行う練習」をする(中略)その時間内だけは絶対的に真剣になって行うというようにする(中村天風、研心抄p109)」

そのためにも、毎日時間とやることを決め、気を込めて行う練習をすることが重要です。その時間だけでも絶対に真剣になって行うのです。上の4つのことを行うときこそ、この練習方法が重要となります。

真剣な気持ちで取り組む

「何事をするのにも、真剣な気持ちでそれに当たることである。(中略)言い換えると気なしで何事もしないようにすることである。(中村天風、真人生の探求p220)」

精神統一をするためには、何かをするときは真剣な気持ちで行うことです。言い換えるなら、何事も気なし(気乗りしない、気が入っていない)に行わないようにすることです。何かを行うときは、常に真剣唯一主義で対応するよう修行しましょう。

好きなことを行うときの気持ちで取り組む

「いつも何事でも自己の好むことを行うときと同様に気を込めて折衝応接する習練を前述の手段で行うこと(中村天風、研心抄p111)」

どんなことでも、自分が好きなことを行うときと同じ気持ちで接する訓練をすることが大切です。上述した特訓方法をするときは、自分が好きなことを行うときにの気持ちで取り組むことがコツです。

多くの仕事も片付けられるようになる

「平素何事にも気を打ち込んで行う習慣がつけられて居ると、気分もまたそれ相当に落ち着きを失わぬため、如何に山のような仕事や事件が目前に生じようともそれを片端から秩序正しくテキパキと片附けて行ける(中村天風、研心抄p110)」

このようにいつで気を打ち込んで取り組む習慣がつくと、気分が落ちることがありません。

そのため、普通の人なら投げ出したくなるような仕事や事件が山ほどあったとしても、秩序正しくテキパキと1つずつ仕事や事件を片付けていけるようになります。

私は複数の仕事を同時進行するのが苦手で、気が滅入るタイプです。いつでも真剣に取り組んで、複数の仕事を片付けられる人間になります!

感想

精神統一って難しいです。座禅をしたことがある人ならわかると思いますが、何も考えず、精神統一させるということはまじで難しいなと思います。

しかし、ここまで理論的にわかりやすく精神統一する方法を説明されると、私でも努力すれば精神統一できるようになると思いました。

中村天風氏の教えの全体像を理解するには、中村天風氏のいろんな本を呼んで、全体思想を理解することが必要です。

中村天風氏の全体的な考え方が一番わかりやすいのが「真人生の探求」だと思っています。気になる人は、ぜひ読んでみてくださいね。

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著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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