「Ctrl+Y」との違いは?「Ctrl+Z」で1つ前の操作に戻して無駄な入力作業を無くそう!
パソコンで入力作業をしていると1つ前の状態に戻したいことって結構ありますよね。実は「Ctrl+Z」を使えば1つ前の状態に戻すことが可能です。「Ctrl+Y」の違いも知っておくとかなり作業効率化することができます!
「Ctrl+Z」で操作を元に戻せる(前の状態になる)
「Ctrl+Z」とは、操作を元に戻すためのショートカットキーです。エクセルを使っていると本当に便利なショートカットキーでして、元に戻したいところまで操作を前に戻せるわけです。
1つ、2つと前の状態に戻したいときに多用するショートカットキーです。かなり前の操作までさかのぼることは可能ですが、元に戻る限界数はあるのでご注意を(たまに戻りきらないときある)。
<元データ>
<Ctrl+Zを1回目ポチッとな>
<Ctrl+Zを2回目ポチッとな>
「Ctrl+Y」には2つの使い方がある
「Ctrl+Y」には2つの使い方があります。まずは本来の使い方から見ていきましょう。
直前の作業を繰り返す
「Ctrl+Y」とは、直前の作業を繰り返すショートカットキーです。直前の作業を何度も繰り返すときは作業を効率化できてすごく便利です。
私はエクセルで装飾用に罫線を引くときに多用することが多いです。単純作業を繰り返すときにまじで役立つ機能です。
<罫線引く前>
セルを結合させてないのでセル全部罫線引くと変になるので個別に引くしかないパターンなのです。ああ、めんどくさい。
<罫線引いた>
最初はホーム画面や右クリックからちゃんと引いたよ。
<罫線を弾くためにセルを選択>
<Ctrl+Yを1回ポチッとな>
ホーム画面や右クリックで罫線引かなくても罫線が引けちゃうのです!あとは引きたいところを選択して「Ctrl+Y」を繰り返すだけ。
「Ctrl+Z」する前の状態に戻す
実は「Ctrl+Y」にはもう1つ便利な使い方があります。「Ctrl+Y」で「Ctrl+Z」する前の状態に戻すことが可能なのです。
実際に「Ctrl+Z」して操作を元に戻して1つ前の状態にしたけど、やっぱり「Ctrl+Z」しなければよかったと思うときって多いです。こんなときに「Ctrl+Y」を使えば、「Ctrl+Z」しようとしたときの状況に戻すことが可能なのです。
<最初の状態>
<Ctrl+Zを1回ポチッとな>
ああ、やっぱり元に戻したい…こんなときは?
<Ctrl+Yを1回ポチッとな>
ただし、「Ctrl+Y」で「Ctrl+Z」する前の状態に確実に戻せるのは「Ctrl+Z」を1回だけ操作をしたときや、同じ操作(セルのデータ削除など単純操作の繰り返し)をしたときに限定されます。
「Ctrl+Y」はあくまで直前の作業を繰り返すだけなので、複雑な操作をしたら逆にわけわからない状態になってしまいます。なので、ちゃんと使い方を理解することが必要です。
私もこの記事を書くまでは感覚で利用していたので、たまに意図したように戻らないことがありました。でも、ちゃんと違いを知れば元に戻すための無駄な入力作業を省略できるようになりますよ!
使い方に慣れるためにテストするのがおすすめ
最初は使い方に戸惑うと思うのでエクセルで適当にデータを入力して「Ctrl+Z」や「Ctrl+Y」の挙動をテストすることをおすすめします。
「Ctrl+Z」は簡単ですが、「Ctrl+Y」で「Ctrl+Z」前の状態にどこまで戻せるかには限界があるので、あれこれパターンを試してどこまで戻せるかの感覚を覚えてくださいね。
「Ctrl+Z」「Ctrl+Y」だけでは限界があるので「Ctrl+S」でこまめに保存しよう
「Ctrl+Z」「Ctrl+Y」だけでは戻せる限界があって、まれに戻せないこともあります。なので「Ctrl+S」でこまめにファイルを保存しておくのがおすすめです。
「Ctrl+Z」「Ctrl+Y」ではどうしても元に戻せないときは、保存したファイルを開けば元に戻すことが可能となるからです。「Ctrl+S」でこまめな保存をお忘れなく!バックアップって大事ですぜ。
「フリーズしても安全!エクセルやパワポなど資料作成中は「Ctrl+S」で保存癖をつけるべき理由」も参考にしてください。
感想
私も初めて「Ctrl+Z」を知ったときは前の状態に戻すことが出来るんだと感動しました。戻りたいところまでさかのぼれるという便利さです。それまでは打っては直し、打っては直しと無駄な入力作業をしていたからです。
また、「Ctrl+Y」を使えば「Ctrl+Z」した状態を元に戻すことも可能という便利な使い方まで知ったときはテンションが高まったものです。高まるー
とはいえ、「Ctrl+Z」と「Ctrl+Y」の違いをちゃんと理解しておかないと元に戻すつもりが戻らないこともあるので、ちゃんと違いを理解しておきましょう!
「Windowsでよく使うショートカットキー」も参考にしてください。