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古来より人生の三大不幸は「病気」「煩悶」「貧乏」である件

2020年06月04日 更新2020年06月04日 公開

人生の三大不幸について考えたことはありますか?人によって不幸はそれぞれだと思いますが、古来より人生の三大不幸が「病気」「煩悶」「貧乏」である件をお伝えします。

三大不幸とは

「古聖の言に「病」「煩」「貧」を以って人の不幸の司となすというのがある。また欧米でも、病気と、煩悶と、貧乏とを人生の三大不幸と称している。(中村天風、真人生の探求p16)」

昔から三大不幸は「病気」「煩悶」「貧乏」であると言われていますし、敬愛する中村天風氏も本や講演録で三大不幸について度々言及しています。それほどまでに「病気」「煩悶」「貧乏」というのは人間にとって大きな不幸として感じやすいのです。

1番の不幸は「病気」

「人生の三大不幸の中で、病はその第一のものである(中村天風、真人生の探求p302)」

三大不幸の中で1番不幸なもの「病気」です。中村天風氏も自分が肺結核になったことから病気が一番の不幸であると述べています。

なぜなら、病気になって人は初めて健康の尊さを考えるからです。健康でなければ人は生きてはいけませんし、死んでしまっては幸不幸もありません。実際私の周りにも病気で早くに亡くなってしまった人も増えてきました。

また、私も片頭痛がひどいときは、もう自分が不幸で不幸で仕方ないように思えました。一度片頭痛になると3日寝込むほどひどかったからです。

「片頭痛にならない人もいるのに私だけひどい片頭痛になるなんて世の中不公平だ」
「私だけひどい片頭痛で不幸だ」

というように思い込み、世をすねていました。なので、私も含め病気をしたことがある人は「病気」が一番の不幸であることはご納得頂けると思います。

2番目の不幸は「煩悶」

「煩悶」とは「悩み苦しむこと」です。悩み、苦しんでいて幸せを感じる人はいるでしょうか?悩み苦しんでいて幸せを感じる人はおかしいですよね。変態ですよね。

昔のように悩む事柄が少ない時代ならいいのですが、複雑な現代社会のように煩悶することが多い時代だと悩み苦しむことは多いのが正直なところです。

私も30代になるまで煩悶の多い日々でした。今思えば、悩まなくてもいいことに悩み、苦しまなくてもいいことに苦しんでいたのです。煩悶しているときに幸せな気持ちを感じたことはないので、「病気」の次の不幸は「煩悶」だと個人的には思います。

3番目の不幸は「貧乏」

現代社会ではお金がなければ生きていくことは難しいです。お金が重要なツールとしての役割を果たしている現代において「貧乏」であることは不幸です。

これはもうお金が発明されてから人間の不幸となっています。戦国時代でもお金のない農民はいつも困っていますし、餓死してしまうことだってあります。

本来人間には「貧乏」にならずに生きている力はあるので、そういった意味でも「貧乏」なことは不幸だと思います。

私も20代はとにかくお金がありませんでした。東京での生活ラインギリギリでした。かといって稼ぎ方もわからず途方に暮れていることもありました。

「貧乏」だとお金がないという不安から怒ったり、怖れたりすることも多かったです。今だと住宅ローン払えなくなったら家を売らないといけなくなってしまうことを考えると、やはり「貧乏」は不幸だと考えることができます。

三大不幸が複数あると地獄

「病気」「煩悶」「貧乏」は三大不幸であることに異論はないと思います。人生においてこの三大不幸が1つでもあると不幸になるのです。1つならまだしも3つあったらもう地獄だと思います。

本当は三大不幸になっても幸せなんだけどね

三大不幸があれば不幸だと書きましたが、それは真理ではありません。本当は三大不幸が自分にあったとしても不幸ではないのです。不幸だと思う心が自分を不幸にしてしまうだけだからです。

「病気→健康になるチャンスをもらえた!死ななくてラッキー!」
「煩悶→自分が間違っていることがわかってラッキー!」
「貧乏→今のやり方が間違っているから稼げないんだとわかってラッキー!」

と考えれば、世間一般的には不幸だと思われることも「幸運の試練」となります。全ては自分の心次第で幸福にも不幸にもなるのです。

また、人間には誰でも「潜勢力」という素晴らしい力が与えられています。なので、「潜勢力」を発揮できるようになれば三大不幸とは無縁の生活を送ることは可能なんです。

今、三大不幸になっている人は間違った生活をしているだけなんです。だから、人生に何の問題もないですよ!あとは「正しい生活法」をするだけです。

感想

古来より三大不幸は「病気」「煩悶」「貧乏」と相場は決まっています。三大不幸にならないように潜勢力を発揮して生きていきたいものです。

そして、三大不幸になったとしても不幸だと思わないように考えれば、この世に不幸なんてないように思えるものです。そうありたいものです。

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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