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武豊町でおすすめの豆味噌(赤味噌)

2020年04月13日 更新2020年04月13日 公開

愛知県にある武豊町は、豆味噌(赤味噌)の産地として有名です。独断と偏見による、武豊町の蔵元でおすすめの豆味噌をご紹介します。

武豊町の豆味噌あれこれ

豆味噌とは

豆味噌とは、「大豆」「食塩」「水」だけで作られた味噌のことです。愛知県の「八丁味噌」「赤味噌」は、豆味噌の別名でもあります。

東海地方の夏は高温多湿だったので、味噌作りに失敗(酸敗)しやすかったのです。そこで、大豆に麹菌を直接育てる「味噌玉製麹」という技法で、麹を作るようになりました。

その結果、高温多湿の環境でも長期保存しやすい「豆味噌」が生まれたのです。

武豊町でおすすめの豆味噌

独断と偏見による、武豊町でおすすめの豆味噌をご紹介します。

カクトウ醸造の豆味噌

カクトウ醸造の豆味噌

カクトウ醸造の豆味噌は、コスパもいいし、独特な風味がおいしい豆味噌です。他の豆味噌よりも濃くはないので、料理にも使いやすいかなと思います。

ただ、カクトウ醸造の独特な風味があるので、好き嫌いはあるかもしれません。私は大好きな豆味噌です。

カクトウ醸造の豆味噌(赤味噌)はコスパが良い」も参考にしてください。

南蔵商店の里の味

里の味

南蔵商店の豆味噌は、完全国産にこだわっています。大豆だけでなく、食塩まで国産というのは他の蔵元にはない特徴です。健康にこだわりたい人に、おすすめの豆味噌となっています。塩の味が楽しめます。

南蔵商店は完全国産のたまりと豆味噌で安心」も参考にしてください。

丸又商店の豆味噌

丸又商店の味噌

丸又商店の豆味噌は、直売所で販売されています。値段は他の蔵元よりも、圧倒的に安くてうまいです。熟成もほどほどなので、料理に使いやすいです。

丸又商店の尾張のたまりが最高にうますぎる」も参考にしてください。

中定商店の宝山味噌

宝山味噌

中定商店の宝山味噌は、甘いのが特徴です。甘い豆味噌が好きな人におすすめです。

宝山(中定商店)のたまりと豆味噌は甘くておいしい」も参考にしてください。

伊藤商店の傳右衛門味噌

傳右衛門味噌

伊藤商店の傳右衛門味噌は、とにかく濃い豆味噌です。濃い豆味噌が好きな人におすすめです。

傳右衛門のたまりと豆味噌は濃くておいしい」も参考にしてください。

豆味噌の比較方法

豆味噌の比較方法をお伝えします。

大前提:武豊町の豆味噌はうまい

武豊町を愛する人間として最初に伝えておきたいのは、武豊町の豆味噌はどれもおいしいということです。

今回は個人的な好みを確かめるための比較記事なので、あえておすすめの豆味噌を紹介していますが、武豊町の豆味噌はどこよりもおいしいと思っています。

「武豊町の豆味噌は最高なのです」

ということを、大前提として伝えておきます。

豆味噌の選定基準

おすすめの豆味噌の選定基準は、以下を目安としています。私は健康志向なのです。

豆味噌の比較方法

お皿に豆味噌を取り出して、全種類を同時にテイスティングしています。個別に食べるとちゃんと比較できないからです。また、日にちを変更して、何度かテイスティングしています。

豆味噌は比較的自分の好みが出やすいので、好みの豆味噌はわかりやすかったです(たまりの比較は本当に大変でした)。

また、お気に入りの豆味噌は、日々の料理に使いながら味を確かめています。豆味噌はたまりほど高くないので、日々の料理に使いやすいのです。

比較した武豊町の蔵元

比較した武豊町の蔵元は5つです。大規模醤油メーカーやOEM系の蔵元は、除外しています。

豆味噌のテイスティング

写真の味噌は左から順番に、傳右衛門、カクトウ醸造、宝山、南蔵商店、丸又商店となっています。蔵元によって豆味噌の色が、全然違うのは面白いところです(写真だとちょっとわかりづらくてすいません)。

豆味噌の特徴

意外と知られていない、豆味噌の特徴もご紹介しておきます。

加熱しても香りが飛びにくい

豆味噌は加熱しても、香りが飛びにくいのが特徴です。一般的な米みそを加熱すると、香りが飛ぶからグツグツ煮込みにくいという弱点があります。

しかし、豆味噌にはそんな弱点はないのです。むしろ、加熱したほうがおいしくなることも多いのです。

グルテンフリー

ちゃんとした豆味噌は大豆から作られているので、小麦は入っていません。小麦アレルギーの人でも安心の「グルテンフリー」なのです。

栄養も豊富

豆味噌は、タンパク質、ビタミン、ミネラルが豊富な健康食品となっています。

名古屋メシに最適

豆味噌(赤味噌)は味噌カツ、味噌煮込みうどん、味噌おでん、赤だしの味噌汁など、名古屋メシに多く利用されています。

名古屋メシを作りたいと思ったら、豆味噌を利用するのがおすすめなのです。愛知県の豆味噌を使っていなかったら、それは名古屋メシではないと愛知県民は思うはずですw

豆味噌の製造工程

武豊町の蔵元を中心とした、豆味噌の一般的な製造工程もご紹介します。実際には、蔵元によって製造工程は変わります。たまりと重複している製造工程があるのも面白いです。

大豆を水に浸す

大豆を洗ったあとに、水分を含ませるために水に漬けます。水に漬ける長さは、蔵元によって変わります。

大豆を蒸す

圧力釜を利用して大豆を蒸します。

味噌玉を作る

蒸した大豆を冷ましてから、麹菌が付きやすいように大豆を潰しながら、味噌玉を作ります。

麹造り

豆味噌の味を決めるのが麹です。室(むろ)で麹を作ります。

塩水で桶に仕込む

麹が完成したら、塩水で桶に仕込みます。塩水の量は、蔵元によっても変わります。

熟成→完成

2~3年ほど長期熟成をしていき、豆味噌の完成です。

感想

武豊町の蔵元だけでも、豆味噌の味は千差万別です。そして、好みも人それぞれなんので、自分好みの豆味噌を見つけてください。

また、自分でも豆味噌の味を比較してみたいと思ったら、武豊町に遊びにきて蔵めぐりするのも楽しいですよ。蔵元は里中に集中しているので、すぐに巡ることができます。

蔵元が休みの日でも、里中の向かい側に味の蔵たけとよがあるので、武豊町の蔵元の味噌を購入することもできます!ネット販売している蔵元も多いですよ!

武豊町でおすすめのたまり醤油」も参考にしてくださいね。

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
詳細プロフィール

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