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小学校給食費0円!南海トラフの防災対策!武豊町2026年度の主な予算を町長が解説!

2026年03月16日 更新2026年03月16日 公開

武豊町の2026年度の主な予算について説明します。日本全国の自治体が人件費、建設費の高騰で非常に厳しい財政状況となりました。武豊町だけの問題ではありません。

10年後、20年後も持続できる武豊町にしたい!武豊町のポテンシャルを活かした、ワクワクするような公民連携のまちづくりをしたい!そんな未来に向けた予算です!

1. 公民連携のまちづくり!公共交流拠点整備事業

建設コスト、スケジュール、品質等の最適化を行い、税金のムダを省く「コンストラクション・マネジメント業務委託」を継続します。

庁舎などの規模や機能などを定める「公共施設等基本計画」を、令和8年度から令和9年度にかけて策定していきます。また、市街化区域への編入に向けた協議、基盤整備工事予備設計業務、用地取得を実施していきます。

経常的な「第4の義務的経費」ともいえる「公共施設等の維持管理経費」を減らしていく、公民連携のまちづくりを進めるために大事な政策です。

これまでの「行政が建てて、行政が直す」というやり方では、いずれ財政はパンクしてしまいます。究極の理想で言えば「公共施設は民間事業者に建設してもらい、行政が借りる」ことです。

しかし、地方では行政だけでは公共施設の維持は難しく、民間施設だけでは集客は難しいです。だからこそ、公民連携のまちづくりを推進することで、公共施設の集客力を利用することで、民間事業者と連携することが必要です。

また、地元主体の民間事業者に建設をしてもらえば、維持費削減につながり、新しい雇用を生むこともできます。

武豊町はいわば武豊町で一番の不動産会社と言えますが、町有地や公共施設を民間のように活用できているわけではありません。

だからこそ、民間事業者と公民連携のまちづくりを進めながら、公共施設の維持費を削減したり、新しい収益を生んでいくことが大切です。

公民連携のまちづくりをすでに実現している自治体も増えています。しかし、公民連携のまちづくりは、やろうと思ってすぐに実現できるものではありません。職員の理解と民間事業者の理解が必要です。

そこで「都市経営プロフェッショナルスクール」で職員が公民連携の知識や能力を身につけ、オガール視察研修等で実際に公民連携のまちづくりを実現している自治体の視察・研修を行うことが大切です。

2. いじめ対策「武豊モデル」

これまでの学校主体のいじめ対応は、学校や親に相談できることが前提となっていました。しかし、みんながみんないじめを相談できるわけではありません。

「加害児童の目があって、学校では相談できない」
「いじめられていることを親や先生に知られたくない」
「いじめられている自分はだめな人間ではないのか…?」

学校や親に相談できないこどもが加害者の目を気にせずに、学校以外の第三者に気軽に相談できるようにして「誰一人取り残さない武豊町」を目指します。「声なき声」を救える体制を創りたいのです。

いじめの即時停止を目的とした行政的アプローチで、いじめを人権問題ととらえます。弁護士や専門職である福祉部局とも連携します。

そして、町長部局である「監察担当」が、いじめ相談まで行けないこどものところまでアウトリーチで出向き、そのこどもが望むいじめ解決を目指します。「誰一人取り残さない」本当の意味での「こどもまんなか社会」となる新しいいじめ対応モデルを構築します。

3. 中学校制服等入学祝い金

制服などの入学準備品や、新入学に伴う学校生活費の経済的負担を軽減するため、中学校等に1年生として入学する生徒一人当たり2万円の祝い金を支給致します。

また、生活困窮世帯にはこれまでと同じように、約86,000円の給付を行います。物価高対策に苦しむ子育て世帯を支援し、子育てしやすい武豊町を目指します。

4. 学校給食センター施設整備事業

老朽化した学校給食センターの建替え工事を、令和7年度からの継続事業として実施しています。令和8年9月のオープンを目指し、最新設備で安全・安心でおいしい給食を届けます。

5. LED照明賃借料

令和9年末に一般照明用蛍光灯が製造終了します。そのため、公共施設30カ所の照明をLED化します。ランニングコストとなる電気料金、温室効果ガス排出量の削減を目指します。10年間のリース契約を予定しています。

6. DX推進のための外部人材登用

DX・AIの専門知識を持ったCIO補佐官を登用します。「書かない窓口」などの住民サービスの向上、デジタル人材の育成を進めます。

2040年には1,100万人の労働力供給不足が想定されています。将来の採用難にも備えて、DX・AI推進を進め、スマート行政を目指します。

7. 行政経営改革支援業務委託料

行政にも安定経営が必要です。そのためには、予算の正しい考え方、予算編成のやり方にアップデートしなければいけません。

「ビルド&スクラップ」の考え方で、各事業に優先順位をつけながら、持続可能な行政経営ができる体制を構築するアドバイザー業務を委託します。

8. 富貴駅の安全確保

富貴駅東駅前広場、いわゆるロータリー整備に必要な用地確保のため、調査費用を計上しました。嬉しいお知らせもあります。

4月1日午前9時より、駅東側にある町有地を送迎スペースとして開放します。これで朝の混雑の緩和を目指し小学校の通学時間帯は特に危険でこどもの安全を第一に考え、通勤・通学の安全を守ります。

9. 小学校の給食費無償化

小学校の給食費を令和8年度から無償化します。国の交付金を活用しながら、足りないお金は武豊町が費用を負担します。小学生一人あたり年間47,000円の家計応援します!

給食の食材費は前年も1食あたり約20円の値上げとなっています。しかし、国の給食費負担軽減交付金を活用し、「小学校の給食費無償化」を継続していく予定です。ご安心ください。

10. 住民票等コンビニ発行手数料一律10円事業

マイナンバーカードを使えば、コンビニで住民票などが10円で取得できるようになります。まずは令和8年度6月1日から1年間行う予定です。「行かない窓口」を推進することで、住民サービスを向上させます!

11. 防災で南海トラフに備える

防災の予算を約1.5億円確保しました!南海トラフ巨大地震に向けて、災害に強い町を、着実に作っていきます。

今回の予算の考え方

「新しいことをやるために、今やっていることを見直す」

今回の予算はその第一歩です。「政策的経費の財源を確保するために、経常的経費を精査する」ことが必要なんです。これは後ろ向きな削減ではなく、持続可能なまちづくりのための前向きな改革なんです。

実は武豊町だけが財政問題を抱えているわけではありません。全国の自治体が人件費や建設費の高騰に悩んでおり、財政調整基金が枯渇する問題に悩んでいます。

碧南市だけでなく、高浜市も2027年度で財政調整基金が枯渇することがニュースとなりました。比較的お金に余裕があると考えられていた不交付団体のほうが、逆に厳しい財政状況となってしまっているんです。

公民連携、DX・AI、いじめ対策も、持続可能で選ばれるまちづくりをするためです。私は民間出身の町長です。会社経営の経験を活かし、武豊町のポテンシャルを最大限に引き出します・

この予算が通れば、武豊町の未来は明るい!私はそう確信しています。

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町長
詳細プロフィール

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