数字がズレても納税額に影響なければ、決算の修正申告はしなくても問題なかった件
法人の決算で数値にズレが発生することがあります。数円でもズレがあった場合は、修正申告は必要なのでしょうか?数円のズレで納税額に影響なければ、決算の修正申告はしなくても問題なかった件をお伝えします。
決算書類のズレに気づいた経緯
住宅ローンを借りることになったので、個人としての信用度を高めるために会社で融資を受けることになりました。
その際に、3期分の決算書を提出したのですが、数円のズレがあることを指摘されました。このズレを修正しないと融資を受けることはできないと言われました。そこで、税理士さんに相談してみました。
「税務署はこれくらいのミスは気にしないので、修正は必要ない」
とのことでした。ただ、税理士さんの回答だけで銀行から融資を断られてしまうと困るので、念のため税務署にも相談してみました。すると、
「納税額に影響がなければ、修正申告は必要ないです。今期の期首数値で正しい数字になるように修正すればいいですよ。」
と回答をもらうことができました。もちろん、修正申告をするのが本来ですが、納税額に影響がなければしなくてもよいとの回答でした。
そのため、今回は数円のズレで納税額にも影響がなかったので、修正申告はしないことにしました。
銀行の融資が必要なら、ズレに注意
弊社は融資を必要としないビジネスモデルです。ですが、今回は住宅ローンを借りやすくするために、お付き合いとして会社の融資が必要でした。
今回の一件で銀行の融資が必要なら、決算書類が正確な数値になっている重要さを学びました。決算書類ってちょっとしたミスで、ズレてしまうことも正直あります。
有料の会計ソフトを利用していれば、数値がズレるリスクは少ないでしょう。しかし、私のようにエクセルで会計システムを組むと、小数点の合計値計算で数円ズレてしまうこともあります。逆にこんなズレが生じるんだとびっくりしましたw
なので、銀行の融資が必要なら、決算書類のズレに注意することが大切です。最初から会計ソフトを導入して、税理士さんに見てもらうのが安全です。
感想
決算書類にまさかのズレがあることに気づき、住宅ローン借りることができないかもと焦りました。しかし、原因は私が自前で作成したエクセルソフトの小数点の計算で、合計金額が数円合わなくなることでした。
ただ、今回は納税額に影響がない数円の誤差だったので良かったです。納税額に影響がなければ、修正申告が必要ないこともわかりました。みなさん、決算書類の数値のズレがないように、気をつけましょう!