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モノマネが面白くなるセオリーは?松ちゃんのモノマネが似ているだけだと面白くない理由を考察

2023年01月23日 更新2020年03月02日 公開

モノマネ芸人も増えてきました。ダウンタウンの松ちゃん(松本人志)のモノマネを見ることがあります。松ちゃんのモノマネって似てるのは面白いです。でも、喋りだして笑かそうとすると、全然おもしろくないんですよね。

松ちゃんのモノマネが似ているだけだと、面白くない理由を考察してみました。モノマネが面白くなるためのセオリーも考えてみました。

松ちゃんのモノマネが面白くないと感じた理由

水曜日のダウンタウンで、ダウンタウンのモノマネ芸人の企画がありました。ロケをして一般人を騙すのですが、トーク内容は寒かったです。いや、ダウンタウンとは違うトーク内容が面白さでしたが。

この企画を見て、松ちゃんのモノマネが寒いと思った理由は、松ちゃんに似ているだけだっただからです。もちろん、鉄板の真似や流れは面白いです。出てきた最初がピークで面白いです。

でも、松ちゃんのトークの本質って、その場の雰囲気や流れに合わせたコメントです。なので、面白く切り取るのが意外と難しいんですよね。最近のJPはがんばって切り取っているので、どんどん面白くなっています。

きっと、松ちゃんのモノマネを面白くさせるには、アドリブのトーク力や鉄板の会話パターンが必要なんだと思います。

ちなみに、お笑い芸人のモノマネだとさんまさんは面白く切り取りやすいし、パターン化しやすいです。

なので、アドリブ対応もしやすいですよね。原口あきまさが面白いというのもあるでしょう。それにさんまさんって、行動だけで面白いんですもんね。

ある意味、松ちゃんとは対局のお笑い芸人です。どっちも天才だと思いますが、ベクトルが違います。さんまさんはトークの天才です。松ちゃんはアーティスト的な作り出す天才です。

松ちゃんって意外とモノマネしにくいんじゃないかと思いました。JPがんばってるな。すごいわ。最近のJPはどんどん面白くなっていますしね。この記事を書いたときから、どんどん成長しています。

モノマネが面白くなるセオリー

1. 似ているだけではダメ

モノマネが似ているだけでは面白くないということです。

「似てる!すごい!」

とはなります。しかし、似ているだけだと面白さは持続しないんですよね。ただ、似ているだけでは、登場がピークで面白さのレベルはどんどん下がっていきます。ただ、似ているだけだからです。

2. 特徴を面白く切り取る

コロッケさんから始まったのだと思いますが、モノマネをする有名人の特徴を面白く切り取るから、モノマネって面白いと思っています。

山本高広の織田裕二のモノマネも「ずっちーな」とか面白いですし、ミラクルひかるなんかもうやりたい放題です。

つまり、特徴を面白く切り取れないと、モノマネを継続して面白くすることが難しいのです。

3. アドリブ対応できるようにパターン化する

特徴を面白く切り取るだけでは、その切り取りだけが面白いだけになりがちです。何度も見るとさすがに飽きてきます。

そこで、アドリブ対応できるようにパターン化すると、面白さを継続しやすくなります。チョコプラのIKKOさんは、パターン化できたからモノマネだけでもテレビに出れたように思います。

チョコプラは話術もあるのも理由ですが、アドリブ対応できないとモノマネだけでは勝てないことを示しているなと思います。モノマネは一つの武器に過ぎないのです。

4. 誇張すると似ていなくても面白い

ザコシショウが出てから、誇張モノマネが認知されるようになりました。ザコシショウの場合って、似ていようが似ていなくても面白いんですよね。

「特徴を面白く切り取る」

をさらに昇華させたモノマネが

「誇張モノマネ」

なんだと思います。なので、モノマネって必ずしも似ていなくても面白いということになります。モノマネって奥が深すぎるw

4つの要素の総合でモノマネ芸人が面白いかどうか決まる

モノマネが「似ている」だけでは面白いという時代ではなくなりました。似ているだけでは「感心」しかされません。

よって、モノマネ芸人が面白いと思われるには、以下の公式の総合点が一定以上になることが必要だと思います。もちろん、いじってもらうとかそれ以外の要素もあります。

「似ている」+「特徴を面白く切り取る」「パターン化する」「誇張する」

モノマネメドレーが定番化している理由もわかった

モノマネメドレーが定番化している理由もわかりました。モノマネが似ているだけでは「感心」にしかなりません。そこで、モノマネを連続させることで「感心」を持続させているんですね。

ただ、とんねるずの2億4千万のものまねメドレーは、「似ている」をさらに昇華させて、上記4つの要素を盛り込んでいるのがうまいですよね。

このあたりも、モノマネ芸人のさらなるお笑い力が求められていますね。ラーメンの進化レベルで早いです。

だから、似ているだけのお笑い芸人は、モノマネメドレーのレパートリーを増やすのがいいと思いました。「似ている」で笑いが継続できるようにすればいいんですね。

感想

昔なら、モノマネは似ていればOKだったのに、どんどん求められるハードルが上がっていますね。

面白く切り取ってパターン化できればテレビにも出やすいです。しかし、パターン化できないのであれば、レパートリーを増やしてモノマネメドレーするべきなのかもです。あとは、ザコシショウみたいに誇張するしかないwモノマネって奥が深いですよね。

モノマネ芸人も「似ている」だけでは勝てないという大変な商売です。売れているモノマネ芸人というのはすごいなと思いました。

著者

とばひさし とば ひさし
武豊町議会議員
IT・Web会社の社長
詳細プロフィール

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