Rettyのメリットとデメリットは?Rettyと食べログの違い
グルメサービスといえば食べログですが、Rettyを使う人も増えています。Rettyと食べログの違いは何でしょうか?Rettyのメリットとデメリットをお伝えします。
Rettyと食べログの違い
Rettyとは、人にフォーカスしたグルメ口コミサイトです。実名制で日本最大級のグルメサイトとなっています。極力実名制なので、信頼できるグルメレビュアーがいるなら、おいしいお店を探しやすくなります。
一方、食べログとは、データ数にフォーカスしたグルメ口コミサイトです。日本最大級の店舗データベースを持ち、多くの口コミが掲載されています。
以下のページも参考にしてください。両社の運営ポリシーがわかります。
口コミの文字数
グルメサービスでは、口コミの信頼度が重要です。信頼度を分けているのは、文字数です。
食べログは基本的に、100文字以上ないと口コミが投稿できません。誰でも気軽に、口コミ投稿できるサービスではないのです。
それなのに、あれだけの口コミを投稿されているすごいサービスで、口コミ投稿のハードルの高さがによる長文文化が、口コミの信頼度を高くしています。
一方、Rettyの口コミ投稿には、文字数は設定されていません。そのため、読みやすい文字数が少なめの口コミが多いです。
信頼できる口コミの数
食べログには、信頼できる口コミの数が多いでます。上述したとおり、文字数が100文字以上じゃないと、口コミが投稿できないからです。
食べログは信頼できる口コミの数が多いので、口コミ数をベースにすれば、お店選びで失敗するケースは少ないメリットがあります。
一方、Rettyは文字数制限がないので、口コミの数は多いです。しかし、短い口コミが多いので、信頼できる口コミが少ないと感じてしまうことが多いです。
「食べログでおいしいお店を探すコツは、ランキングや評価点数より口コミ数を重視すること」も参考にしてください。
おいしいお店の探しやすさ
グルメサービスで重要なのは、おいしいお店の探しやすさです。グルメサービスって、外出中においしいところがないかと気軽に探すことも多いです。ログイン前提のサービスだと、その目的を果たさないところがあります。
食べログはPC版であれば、非ログイン状態でも口コミ数で並び替えをすることができます。
一方、RettyではPC版であっても、非ログイン状態だと口コミ数を並び替えすることができません。検索軸が少ないのです。
そのため、Rettyのほうが、おいしいお店を探すときに使い勝手が悪いなと感じることが多いです。おいしいお店を探しやすいのは、食べログだよなと思います。
Rettyのメリット
Rettyは、Facebookが流行っていたときに生まれたサービスです。当時は、Facebookアカウントと連携した、実名制のサービスであることを強みとしていました。実名の口コミは信頼できると考えているわけです。
そのため、人を中心としたSNSのようなグルメ口コミサイトです。なので、食の好みが合う人が友人だったり、フォローしたりすると、自分が好きなお店が見つかりやすいメリットがあります。
しかし、投稿ガイドラインを見ると、最近では極力実名であればOKとなっています。実名であるメリットは、昔より薄れているかなと感じることが増えました。
Rettyのデメリット
口コミ信頼度が低い
Rettyは食べログのように、口コミ投稿に文字数制限をしていません。そのため、誰でも気軽に口コミ投稿できるのですが、短い口コミが増えやすい状態となっています。
そのかわり、口コミ投稿のハードルが低いので、口コミ投稿数は多いです。しかし、口コミの信頼度が低くなってしまうというデメリットがあります。
「おいしい系の短い口コミのみ」
「画像だけの口コミ」
といった口コミが目立つので、Rettyには参考となる口コミが少ないなと感じてしまいます。かといって、口コミを長くするようにしていくと、食べログと同じグルメサービスになってしまいます。
食べログの二番煎じ感が強い
最初から食べログの二番煎じ感がありましたが、なんだかんだ食べログに似ています。それだけ、食べログが完成されている証拠です。グルメサービスをやるなら、誰だって食べログを参考にするレベルです。
「サイトのメインカラーが、食べログと同じオレンジ?」
「口コミ一覧が食べログと同じ?」
「ビジネスモデルも同じ?」
と感じています。これで食べログを抜くのは、難しいんじゃないかなと思っています。Rettyならではの独自性を出すべきなのかとは思います。
上場したからには、食べログを超える施策が欲しいところです。Rettyならではの口コミがほしいなと思っています。
ログインしないと真価が発揮できない
Rettyは実名制のグルメ口コミサイトです。そのため、SNSのように友人をフォローする、おいしいお店を紹介しているユーザーをフォローすることで、Rettyが想定している本当の使い方をすることができます。
しかし、食べログはログインしなくても、使いやすいグルメサイトです。なので、ログインしないと真価が発揮できないRettyは、使いにくいなと思ってしまいます。
また、Rettyは人をベースとしているので、フォローしている人との相性が悪ければ、おいしいお店を見つけるのは難しいです。
そもそも、グルメって人によって嗜好がまるで違います。ラーメンでも醤油ラーメンが好きな人もいれば、味噌ラーメンが好きな人もいれば、油そばが好きな人もいます。
なので、フォローしている人との相性が悪ければ、ログインしてRettyを利用していても、効率的においしいお店を探すことは難しいです。
そして、食べログも人というより、グルメ著名人にフォーカスしてきているので、やっぱり食べログの優位性は高いなと思います。
有名人も多くの人に見られるサイトに投稿したいですからね。これはCGMサービスの課題だから仕方ない。小宮山雄飛さんとか、梅木雄平さんとかいるのねwすげw
SEO最適化しすぎ
RettyはSEOも強くなってきたので、1ページ目に表示されるようになりました。例えば、2020年3月23日のシークレットモードで「半田 グルメ」と検索をすると、
「半田市のご飯で行きたい!美味しい人気店20選 ... - Rettyグルメ」
で1ページ目の1位に表示されていました。タイトル最適化やCTRを上げるために、煽りすぎな気がしていたんですよ。それに比べると、食べログは1ページ目の2位ですが
「半田市でおすすめのグルメ情報をご紹介! | 食べログ」
と潔いですよね。エリア系KWなので仕方ないですが、SEOコンサルしている立場からすると、気になるところです。本当に運営者が選んだ20選ならいいけど、ただの上位20位の言い方変えてるだけだもんなぁ。
ただ、そうこうしているうちにSEOのアルゴリズムも変動しました。2023年1月30日のシークレット検索だと、「半田 グルメ」で検索すると、Rettyは10位でした。
一方、食べログは安定の1位でした。SEOやりすぎると、落ちたときに反動がでかいんですよね。SEOは大事ですが、やり過ぎはよくないのです。
食べログにも課題は多い
だけど、食べログも最近は改悪が目立ってきています。食べログ1強というわけでもなくなってきているので、いろんなグルメサービスが切磋琢磨してほしいところです。
個人的には、お店に寄り添わないので、おいしいお店を探せる口コミサービスがほしいところです。ビジネスモデル的には儲かりにくいのですが、食べログに勝つならそれくらいしかないような気がします。でも、それだとやる人がいないというジレンマw
感想
私は食べログが好きなので、Rettyの口コミを見ることは少ないです。食べログと個人ブログを見ることが多いです。
武田さんとはサービス開始初期にお話したことはあるので、Rettyならではのグルメサービスを構築してほしいです。
Rettyはまだまだ伸びしろはあると思っています!Rettyは食べログを超えるサイトになるのでしょうか?今後に期待しております!
「食べログのメリット、デメリット」も参考にしてください。