武豊町の公園の遊具増設に向けて
私の主な政策である「武豊町の公園の遊具を増設したい」を実現するために、公園の遊具に関する一般質問を行いました。
*2023年6月6日に開催した、武豊町議会令和5年第2回定例会の一般質問です。
質問の目的
子供が遊びたいと思える魅力的で安全な遊具を設置し、子育て世帯が武豊町に住みたいと思ってもらうために、武豊町の遊具を継続的に増やしていきたいと考えています。
そのためにも、武豊町で休日に家族で遊びたいと思える、駐車場のある大型公園への遊具増設が必要です。
また、一般的な公園において、安全性・老朽化による遊具の撤去のみが行われている状態です。撤去するだけでなく、遊具を新設する必要があります。そこで、以下3つの質問を行いました。
鹿ノ子田公園の滑り台
滑り台とブランコの2つが主な遊具である鹿ノ子田公園の滑り台が、3ヶ月以上修理されていない理由は何でしょうか?
回答
本町では、公園等の遊具を安全に安心してご使用頂くため、専門業者に委託し、毎年、遊具の点検を行っております。そして、その結果に基づき、修繕や撤去等の対応をしております。
令和4年度は、12月に遊具点検を実施し、鹿ノ子田公園の滑り台につきましても、点検を実施致しました。
その結果、当該遊具は、滑降部側板に孔あきが見られ、危険性が高いことが判明致しましたので、直ちに、使用禁止テープと張り紙により、使用禁止措置を取らせて頂きました。
また、検査結果から、修理では対応できないと判断し、撤去することと致しました。
すぐに遊具が倒壊する等、緊急で撤去工事を実施しなければ、公園利用者に支障が出る状況では無いことから、本年度予算にて対応することと致しました。
なお、当該遊具の撤去工事につきましては、今年5月に発注し、現在、撤去は完了しております。
今後、撤去した遊具の再設置につきましては、先ほどの町長の答弁(2つ目の質問の回答)にもありました通り、立地や利用状況を整理するとともに、住民ニーズを捉えつつ、総合的に検討してまいりたいと考えております。
駐車場がある公園の遊具増設
中央公園、地域交流施設多目的広場といった、駐車場がある公園を中心に、遊具を集中して増やせないか?
回答
*町長が回答
まず、武豊中央公園についてであります。令和元年度より、遊具設置も含め、進めてまいりました整備工事は、今年度をもちまして、全て完了の予定であります。
遊具につきましては、令和2年度、幼児広場に、すべり台、複合遊具、スイング遊具等、計5基の遊具を設置致しました。
令和4年度には、子供・健康広場に、大型複合遊具、健康遊具として、足つぼマッサージ、背伸ばしベンチ、けんすいを設置致しました。なお、子供・健康広場の供用開始は、令和5年7月10日からとなります。
次に、地域交流施設多目的広場についてであります。多目的広場の主な使用目的は、イベント等を開催する際のオープンスペースとしております。
イベントのない時には、小・中学生が、サッカーやドッジボールなど、ボール遊びをしております。広場の遊具が使えない、小さい子どもさんは保護者と芝生広場で遊んでおられます。
また、散歩や、芝生に座ってゆっくりされている高齢の方もおられます。このように、日々、多くの年代の方々に、自由に使って頂いている現状であります。
そのため、オープンスペースを確保できるように、広場の西側に、幼児用の複合遊具とブランコを配置しております。
また、町内で住宅地に近く、比較的面積の広い芝生の公園や広場は、武豊中央公園と多目的広場の2か所であります。このようなことから、現状におきまして、遊具の増設に関する計画等はありません。
現在、この施設は、指定管理制度を活用して、武豊町商工会に管理運営をお願いしております。この指定管理の期間が、令和7年度で期間満了となります。
今後、令和8年度からの、指定管理に関する基本協定の内容と、指定管理者の選定などに合わせて、住民ニーズを捉えた多目的広場のありかたについても、商工会、味の蔵の出店者、そして施設の利用者などと、考えてまいります。
この他に、都市計画課で管理しております駐車場のある公園・広場は、7か所あります。具体的には、鹿狩池公園、アサリ池公園、熊野池公園、別曽池公園、自然公園、総合公園多目的広場、そして、多賀第二ちびっこ広場であります。
この内、熊野池公園につきましては、遊具設置を含め、令和5年度に設計業務、令和6年度に整備工事を行い、令和7年度の供用開始を予定しております。熊野池公園は約1.7ヘクタールの親水公園でありますが、その多くが農業用ため池であります。
また、池周辺には、周回園路もあるため、公園として整備を行う範囲としては、敷地北西部の約1,600平方メートルとなります。
整備内容は、令和5年度の設計業務において決定致しますが、地元区より遊具の設置要望も頂いております。また、隣接する保育園と連携し、有効活用することも、検討してまいりたいと考えております。
その他駐車場のある残りの6か所の公園については、現在、遊具設置の具体的な検討は行っておりません。
来年度以降の遊具の設置につきましては、それぞれの公園の位置付けのほか、立地や利用状況を整理するとともに、住民ニーズを捉え、総合的にどの公園にどのような遊具を設置していくか、スケジュールも含め、町全体の公園の状況も踏まえた上、今後、検討してまいりたいと考えております。
一般的な公園の遊具を3個に増やせないか
一般的な広さの公園でも、ブランコと滑り台しか遊具がないケースもあります。一般的な公園でも遊具の数を、最低でも3個に増やせないでしょうか?
回答
公園における遊具の数につきましては、それぞれの面積や形状、使用方法などにより、公園ごとに異なった状況にあります。
また、時代の変化やそれぞれの地域によって、遊具の種類も変わっております。
一方で、公園は、バドミントンやキャッチボールなど遊具以外で使用される方もあると考えております。最近では、モルックやスナッグゴルフなど様々なスポーツも行われる時代であります。そのためには、ある程度のスペースも必要となってまいります。
今後、公園遊具の整備にあたりましては、地域住民のニーズも捉えながら、遊具の数や種類など、様々な点について、総合的な観点から、公園ごとに検討してまいりたいと考えております。
締め文
鹿ノ子田公園は滑り台が撤去され、ブランコしかない寂しい公園になっています。周囲に住む子どもたちが、公園で遊ぶ頻度も減っております。
撤去するだけでおしまいではなく、新しい遊具が設置できるよう計画を立てていただき、来年度から継続的に遊具を設置していただければと思います。
次に、武豊中央公園の整備計画が完了しているので、遊具を設置するのは難しいかもしれません。しかし、武豊町民の期待が詰まった公園なのに、
「複合遊具を設置したら、遊具はもう設置しないの?」
「武豊を代表する公園としてはさびしい」
という声を選挙活動中や現在も、子育て世代から多くいただきます。また、他市町で人気の公園である雁宿公園、半田運動公園、旭公園などの傾向を見ると、複合遊具だけでなく、斜面をうまく活用した大型遊具があるため、遊具が充実した公園だという声もよく聞きました。
そして、武豊中央公園には、くさはら斜面、調整池の斜面があります。斜面を活用した遊具の設置をすれば、他市町と比較しても魅力ある公園になると思います。ぜひ、次の計画の際はご検討ください。
また、地域交流施設多目的広場ですが、観光道路から見える場所に大型遊具を設置することで、味の蔵への集客効果も見込める観光スポットになれるのではと考えています。
「地域住民の遊び場+買い物スポット」にもなり、売上増も見込めます。令和8年度の指定管理者の選定のタイミングで、遊具増設をご検討いただき、公園としての遊具だけでなく、観光マーケティング視点でも遊具をご検討いただければと思います。
また、令和5年度の熊野池公園では、近くの東大高保育園の子どもが帰り際に遊びたくなるよう、遊具を多く設置いただけるようご計画をお願いいたします。
最後に、公園の遊具が充実している町は、子育て世代を大切にしていると伝わります。子育て世帯を大切にしていることが、目に見える遊具を通じて伝わるからです。
ソフト面としての子育て支援だけでなく、ハード面としての遊具増設も大切にしていただければと思います。
今後の進捗確認
公園の遊具増設は都市計画課さんとしても前向きに考えており、来年の予算がどれだけ確保できるかで、遊具の増設状況は変わっていく想定です。
予算編成が固まったタイミングで、再度公園の遊具に関する計画や状況を一般質問できればと思います。
感想
一般質問を初めて行った感想として、思ってた以上に緊張しました。脇汗が止まりませんでしたw
今回は台本メインの一般質問となりましたが、やっぱり一言一句台本通りに言うと、うまくしゃべれないことがわかったので、今度はかっちり台本通りではなく、自分で考えながら話そうと思いました。アドリブがあるほうがいいのかなとも思いました。
そして、今回は文章が多かったので50分かかるかと思いましたが、早口で話すと17分余る結果となりました。質問を削った部分も多かったので、今度はもう少し詰め込めるなと思いました。