下腹部に力を入れる効果

2021年06月21日 公開

「あの人は腹のできている人だ」「技より腹をつくれ」と武術や健康などでもお腹に力を入れることの重要性はよく説かれています。下腹部に力を入れる効果をまとめようと思います。

下腹部に力を入れると神経叢の混乱を止めることができる

「下腹部に力を充実せしめれば、第一に腹筋神経を通じて、腹腔内の各神経叢(plexus coeliacus, plexus aorticus abdominalis)を確保し、その上脊髄部の周囲に散財する神経叢(plexus nervorum spinalium)もまた確保される(中村天風、真人生の探求p182)」

下腹部に力を充実させると、腹筋神経を通じて腹腔内にある各「神経叢」の異常や混乱を止め、さらに、上脊髄部の周囲に散在する神経叢の異常や混乱を止めることができます。

下腹部に力を充実させるときは、同時に肛門を締めること

「下腹に力を充実せしめる時、必らず肛門を締めないと、往々内臓を下垂せしめるような結果を作る怖れがあるのである。(中村天風、真人生の探求p182)」

下腹部に力を充実させるときは、必ず肛門を締めること大事です。肛門を締めなければ、内臓を下垂させてしまう結果を作るリスクがあるのです。

「古禅は特に隠語を以て諭してある、即ち「臍は天に冲するを以て良しとし、丹田は未だ篠打たざる毬の如くあるべし」と。実際こういう状態になるのには、下腹部に力を充実せしめると同時に、肛門を締めないと出来ないのである。
だから下腹部に力を入れる時、必ず肛門を締めねばならぬことが不可分的に重要なものだということを忘れてはならない。肛門さえ締めて下腹部に入れれば、内臓も下垂せしめられる状態にならず、また血圧も上昇せず、極めて理想的の効果を得るのである。(中村天風、真人生の探求p183)」

下腹部に力を充実させるときに肛門を締めるべきことを古禅では隠語を持って「へそは天まで達することによって良しとし、丹田(へその9cmほど下)は使用状態前の蹴鞠(非常に堅いものという意味)のようにあるべし」と諭しています。

上記のような状態になるには下腹部に力を充実させるときに同時に、肛門を締めないとできないのです。

だから、下腹部に力を入れるときは、必ず肛門を締めなければいけないことが切り離せない重要なことだということを忘れてはいけません。

下腹部に力を入れるときに肛門を閉めれば、内臓が下垂されることもなく、血圧も上昇せず、とても理想的な効果を得ることができるのです。

肛門を締める効果と重要性をまとめておきたい件」も参考にしてください。

感想

下腹部に力を入れることで、神経叢の動乱を防ぐことができるので、消極的な感情の抑制につながります。ただし、下腹部に力を入れるときは、同時に肛門を締めることもお忘れなく。

クンバハカ(神経反射作用の調節法)」も参考にしてください。

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