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1人の不幸のために周囲まで消極的にするな!本当の同情とは一緒に悲しむのではなく相手を積極的にすること

2020年10月16日 公開

あなたは同情をするタイプですか?
同情すると一緒に悲しんであげたりしていませんか?
それって本当の同情なんでしょうか?

実は、本当の同情とは一緒に悲しむのではなく相手を積極的にすることだという件をお伝えします。1人の不幸のために周囲まで消極的になる必要はないんです。

身の上話や不幸な話に同情して一緒に悲しむのは普通のこと?

「世の中には、人の身の上話や、不運の話などを聞かされて、同情の極、果てはその人と一緒になって、悲しんだり泣いたり怒ったりする人がある。そして相手方の人も、そういう人を、何か大変思いやりのある話の分かる人のようにさえ思う。(中村天風、真人生の探求p162)」

身の上話や不幸な話などを聞かされるとその人に同情するというのは普通だと思われています。そして、その不幸な人と一緒に悲しんだり、泣いたり、怒ったりする人がいることも普通だと思われています。

また、身の上話や不幸な話をした人も、そうやって同情してくれて、一緒に悲しんだり、泣いたり、怒ったりする人の方が親身になってくれ私のことをわかってくれると思っている人が多いのも普通だと思われています。

でもさ、これを普通のように思う人が多いかもしれませんが、本当は普通のことじゃないんですよ?私も普通だと思ってたけど、これは間違っているんです。間違った同情なんです。

同情は美徳だけど消極的な気持ちになる義務はない

「然しこれは、極めて皮相的な考え方で、そりゃ勿論同情ということは、人間の為さねばならない当然の美徳ではある。しかしその美徳である同情の垣を越えて、相手方の気持の中に引きずり込まれて、同じように、消極的な気持にならなければならないという、間違った義務が一体どこにあるであろうか?(中村天風、真人生の探求p162)」

しかし、このように不幸な人に同情して一緒に消極的な気持ちになることは、表面的な考え方でしかありません。

もちろん同情ということは、人間がするべき当然の美徳ではあります。しかし、美徳となる同情の限界を超えてはいけないのです。これが大事です。

相手の消極的な気持ちに引きずり込まれてしまい、不幸な人と同じように消極的な気持ちにならなければならないというような間違った義務なんてあるのでしょうか?

不健康な人や不幸な人がいたら同情はするべきですが、一緒に悲しむ必要なんてないのです。これは本当にすごく大切な考え方です。

たった1人の不幸な人生事実のために周囲まで消極的にしてしまう

「ましてそのために、ただ一人の人生事実のために、一人ならず二人までが、消極的の気分になり、延いてその周囲の雰囲気迄消極化してしまうという事実結果があることを知ったなら、かりそめにも真理を人生の宝とするお互いなら、これこそ誠に大きい失錯だと気づく筈である。(中村天風、真人生の探求p162)」

たった1人の不幸な人の人生事実に同情して消極的な気持ちになることで、話を聞いた人まで消極的な気分になってしまっています。

同情だけで済んでいれば1人だけの不幸で済んでいたのに、同情して消極的な気持ちになってしまうことで2人の不幸になってしまっているわけです。

同情の限界を超えて一緒に消極的な気持ちになるということは、不幸な人の周囲まで消極的にしてしまうという驚愕の事実があるのです。不幸や消極性が連鎖してしまっているわけです。同情の消極的スパイラルとも言えるでしょう。

この恐ろしい事実に気づいたのであれば、同情して消極的な気持ちになるという失錯は避けなければいけないとわかるはずです。

本当の同情とは積極的な言葉を贈ること

「だから勿論、不健康の人や薄幸の人々には、大いに同情するべきであるが、同時に真の同情の発露として、適当な鼓舞と奨励とをその人々の心に与えてやり、少しでも、その人々の心に積極的の暗示となるものを、心の糧として贈ってやることこそ、最も尊厳な人間的行為である。(中村天風、真人生の探求p162)」

だからこそ、不健康な人や不幸な人に対しても大いに同情してあげるべきでありますが、同情して自分の気持ちまで暗くしてはいけません。

本当の同情として、その人の心が積極的になるような鼓舞や奨励の言葉を与えることが重要です。その人の心が積極的になるような心の糧を贈ることこそが、最も尊き人間的行為だと思いませんか?本当の同情をしてあげましょうよ。

対人精神態度で積極的な心を崩さずに不健康・不幸な人には積極的な言葉だけを贈りたい件」も参考にしてください。

感想

私も同情というものは一緒に悲しんであげることだと思っていました。でも、間違った同情をしても気持ちいいものではないんですよね。自分の気持ちさえも消極的になってしまっているので。

本当の同情とは不幸な人の話を聞いて同情したとしても、消極的な気持ちになることではありません。それよりも不幸な人の気持ちを積極的にするような言葉を贈ることだと思います。本当の同情をしたいなら人を積極的にしてあげましょう。

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